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2021年10月29日(金) 発刊日

日建連東北/NEXCO東日本と意見交換/発注者指定週休2日は来年度早期にも原則全工事で/通行規制期間短縮へ新技術等に期待

2020.12.09

 日本建設業連合会東北支部(西岡巌支部長)と東日本高速道路東北支社との意見交換会が7日、仙台市のホテルメトロポリタン仙台で開かれた。この中でNEXCO東日本は、今後も増加が見込まれるリニューアルプロジェクトをめぐり、通行規制期間の短縮に向けた新技術等の開発・提案を要請。また、日建連東北が発注者指定型を前提とした週休2日工事の全面導入を求めたことには「現在、週休2日に適応する積算システムを構築中」とした上で「来年度早期にも原則全工事で導入を目指している」と述べた。
 昨年度に続き2度目となった会には、日建連東北から西岡支部長、和國信之副支部長、月津肇副支部長、濵﨑伸介副支部長、東海林茂美副支部長、佐藤栄徳副支部長ら役員が出席。NEXCO東日本東北支社からは八木茂樹支社長、樽井敏治副支社長、小林正俊副支社長、上田功技術部長、前川秀人管理事業部長、大築正明建設事業部長らが顔をそろえた。
 開会に当たり、西岡支部長は日建連が展開している週休2日や建設キャリアアップシステム推進に関する取り組みを説明。その上で、「近年、台風や集中豪雨などの災害が激甚化・頻発化する中、建設業は安全・安心を守る社会的使命を担っている」と強調しながら「今後も東日本大震災からの復興を最優先としつつ、新3K(給与・休暇・希望)実現へ、まずは週休2日の達成を目指し、地域の実情に合わせた活動を積極的に進めていく」とあいさつした。
 これを受けて、八木支社長は「今後、東北の高速道路事業は新設から4車線化やリニューアルに軸足が移る。ことしは新型コロナで交通量が減少したものの物流に関しては減少しておらず、高速道路が果たす重要な役割を再認識した。老朽化や耐震化などの事業は着実に進めていく」との方針を示すとともに「コロナの影響を逆手に取って、リモートでの現場管理や打ち合わせを推進していくので、皆さんが持つノウハウなどがあれば積極的に提案してほしい」と呼び掛けた。
 この後、NEXCO東日本東北支社から来年度を含めた中長期の事業見通しなど、日建連東北からは各委員会の実態調査を説明した後、意見交換に移った。
 初となった前回は、常磐自動車道4車線化事業に関するものが主だったが、同事業が終盤を迎えたことから今回は、床版取り換えや耐震補強といったリニューアルプロジェクト(大規模更新・修繕)をめぐる意見が多く出された。
 この中で、NEXCO東日本は今後も増加が見込まれるリニューアル工事に関して「東北は11月以降に通行規制が出来ないため、どうしても工事期間がGW明けからお盆前とお盆明けから降雪前まで集中してしまう」との現状を示した上で「利用者に迷惑をかけないよう、できるだけ対面通行規制期間(工期)を短縮したい。そのための新技術や新工法の開発・提案を期待している」とした。
 これを受けて日建連東北が、2024年度からの労働時間上限規制を踏まえて発注者指定型を前提とした週休2日の全面導入など適正に対応するよう求め、NEXCO東日本は「現在、週休2日に適応する積算システムを構築中で、来年度早期にも原則全工事で発注者指定型での導入を目指している」と報告した。
 また、新型コロナウイルス感染症対策も取り上げ、NEXCO東日本は遠隔臨場など非接触を図るICT等の活用に関して「今のところWeb等で使用する機器やソフトは規定しておらず、受注者に任せている。こうした中から良いものを選択し水平展開していくので、積極的に提案してほしい」と要請。これを受け、日建連東北も前向きに協力する姿勢を示した。
 このほか、工期延長や追加費用の発生といった状況にはNEXCO東日本が「現場レベルで悩まず、問題が顕在化する前に相談してほしい」と述べた。