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2020-07-14# 物件(仙台圏)

宮城県/広域防災拠点の詳細設計2件/造成と上下水に分けて公告/宮城野原のJR貨物移転跡地17・5haに整備

仙台市の宮城野原公園に広域防災拠点を計画している宮城県は、13日付けで造成などの設計をまとめる公園詳細設計と、上下水道の設計を担当する設備詳細設計の業務2件を公告した。総合評価はともに簡易型(実施方針型)。

ともに参加申請は今月27日まで、開札は翌30日に行う。予定価格は公園詳細設計が8643万2000円、設備詳細設計が3499万8000円。

参加資格はともに県内に本社か営業所を置く企業。公園詳細設計は建設コンサルタントの都市計画および地方計画かつ造園A等級で、過去10年間に元請けとして国か都道府県が発注した公園設計の実績を求める。設備詳細設計は建設コンサルタントの上水道および工業用水道かつ下水道さらに都市計画および地方計画のA等級であること。

東日本大震災のような広域的に大きな被害が起こり得る災害に備え、県はアクセス性が良く、自衛隊や医療機関などとスムーズな連携が期待できる仙台市宮城野区宮城野3丁目地内のJR貨物仙台貨物ターミナル駅がある約17・5㌶に広域防災拠点を整備する。発災時には傷病者の搬送拠点、支援部隊の一時集結場所やベースキャンプ、物資輸送中継拠点として機能し、平時は公園として利用する。

基本設計によると敷地内は、ベースキャンプになる芝生広場約2・3㌶、物資集配拠点などに用いるグラウンドが第1・第2それぞれ約1㌶、ヘリポートと駐機場に約3~4㌶を配置。このほか建築物としてRC造3階建て、延べ約1300平方㍍規模の防災センターを兼ねる管理棟と、全天候型運動場、資機材倉庫を整備する計画。

基本設計業務はオオバ・パシフィックコンサルタンツJV、撤去計画など実施検討業務は建設環境研究所が担当した。

今回の公園詳細設計は、造成や植栽、園路などの設計をまとめる。一方の設備詳細設計は配管、飲料水の耐震性貯水施設、敷地内水源の井戸、汚水管の設計を担当。履行期限はともに来年3月26日。

来年度には建築物の詳細設計を発注する見通し。2022年度末までにJR貨物からの引渡しを受け、23年度に県が貨物施設の解体から着工する予定だ。総事業は約324億円で、大部分はJR貨物への補償に充て、県の広域防災拠点の工事費は57億円ほどを見込んでいる。

 

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