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2019-10-18# その他

東北整備局北上川下流/台風19号・吉田川と鳴瀬川の調査測量/三協技術に委託/大郷町の被災箇所復旧に調査委員会発足

東北整備局北上川下流河川事務所は、今月12日から13日にかけて発生した台風19号により、堤防が決壊した吉田川と鳴瀬川について調査測量を三協技術に委託した。

本契約は、東北地方整備局と東北測量設計協会が結んでいる災害時における協定に基づき、同社と随意契約したもの。災害箇所の調査および測量設計をまとめ、災害査定における基礎資料の作成などを行う。履行期限は約1カ月間を予定している。

被災した吉田川は、大郷町粕川伝三郎地先の左岸(20・9㌔㍍地点)で堤防が決壊。約100㍍にわたって宮城県建設業協会が緊急復旧盛土を実施しており、担当は丸か建設、熱海建設、武山興業、深松組、佐藤工務店の5社で進めている。また、大崎市鹿島台大迫川北地先の左岸部(14・8㌔㍍)でも約40㍍に及ぶ堤防の法崩れが発生。武山興業と菅甚建設が緊急復旧を担当している。

鳴瀬川では、大崎市三本木で堤防の法崩れが発生。廻山地先の右岸(38・4㌔㍍地点)では約30㍍、蟻ヶ袋地先の右岸(38・1㌔㍍地点)では約40㍍にわたって被災した。両地点とも橋本店が緊急復旧工事を対応している。

また、東北地方整備局では被災した大郷町粕川の吉田川の復旧方法を検討するため15日に「鳴瀬川堤防調査委員会」を発足。被災原因の分析や堤防復旧工法などを整備局に対して専門的な指導・助言を行ってもらうために発足させたもので、委員は田中仁東北大学大学院教授を委員長とし、大学教授や国土交通省の研究官ら5人で構成している。

16日には、委員会の中で決壊箇所の現地調査を行った。調査に当たった梅田信東北大学大学院准教授は、「目視により決壊場所の土質や堤防の構成状況などを確認した。1~2カ月間を目途に復旧方法等をまとめたい」と話している。

 

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