半導体産業が牽引する地域活性化／東北管内の設備投資は２兆円超に／工場立地や関連インフラの需要に期待

　台湾の半導体ファウンドリ・ＰＳＭＣが日本国内に初めて設ける工場を、宮城県大衡村の第二仙台北部中核工業団地に建設すると２０２３年１０月に発表して以降、関連するインフラ整備や設備投資を見据え、受け入れ態勢の準備が進みつつある。東北経済産業局の井元尚充情報政策・半導体戦略室長は「今年７月までの２年程度に、東北管内で判明した半導体産業の設備投資額は２兆円超に上る」と話す。半導体業界を中心とした東北の活性化に期待が高まる（暑中特別増刊号に関連記事）…