国交省/東北6県・24年7月の建設工事受注/6.5%減の5039億余/元請け、下請けともマイナス
2024.09.19
国土交通省が公表した7月の建設工事受注動態統計によると、東北6県における総受注額は前年同月比6・5㌫減の5039億4800万円となり、3カ月連続で減少した。総合工事業は2・4㌫増の3539億8800万円と伸びた一方、職別工事業が30・9㌫減の727億4900万円、設備工事業が12・3㌫減の772億1200万円で、大幅に減少した。
県別に見ると、秋田が31・7㌫増の584億4800万円で4カ月連続、山形が17・6㌫増の606億0300万円で2月連続の伸びとなった。これに対し、岩手が34・2㌫減の499億8000万円、宮城が20・3㌫減の1073億2800万円でともに3カ月連続のマイナスとなったほか、青森が3・5㌫減の1000億8500万円で減少に転じ、福島が1・1㌫減の1275億0400万円で6カ月連続減少した。
東北の元請受注高は、秋田、山形、宮城、福島が伸びたものの、青森と岩手が2桁台のマイナス。特に岩手は公共機関、民間等とも約4割減少した。全体では1・3㌫減の3335億5400万円となった。
下請受注高は青森と岩手が2桁増、山形が微増だったが、岩手が24・2㌫、宮城が44・2㌫、福島が13・5㌫のマイナスとなり、全体で15・2㌫減の1703億9500万円だった。
なお、全国の受注高は10兆8919億3900万円で32・2㌫の大幅増となった。元請受注高は公共機関、民間等ともに好調で33・4㌫増の7兆2120億7600万円。下請受注高は29・7㌫増の3兆6798億6300万円だった。