HOME

みやぎ建設新聞 ピックアップ記事

2024-01-23# 物件(仙台圏)

名取市/小山幹線と調整池の調査設計/水環境プランニングで進む/雨水幹線325mと調整池7500㎥の整備へ

名取市は、既成市街地雨水対策基本計画に基づいた館腰地区内の浸水対策に向けた「小山幹線等調査設計業務」を水環境プランニングに委託して進めている。

2018年に策定した同計画は、国道4号沿いの既成市街地となる増田・手倉田地区、館腰地区、本郷堀内地区を対象にした雨水対策となるもの。全体としての小規模管路対策や、日本下水道事業団と協定を締結して行った増田・手倉田地区内の増田調整池建設、接続する8─1号雨水幹線を整備している。

現在は館腰地区の飯野坂浸水対策に向け、館腰承水路の通水能力向上の工事が進んでいる。

計画ではこのエリアに小山雨水幹線と小山雨水調整池、箱塚遊水池の整備、JR東北本線の横断管渠の新設・改良を予定している。

雨水幹線は延長325㍍、口径1000㍉㍍から1350㍉㍍、調整池は名取第一中学校のグラウンド南側に貯留量7500立方㍍規模、遊水池は館腰承水路の上流側の箱塚グラウンドに貯水量2万6000立方㍍規模での整備をそれぞれ計画している。

概算工事費は、雨水幹線および調整池が7億6500万円、箱塚遊水池は3億円を見込む。

本年度末までに、今回の業務として、幹線および調整池の整備における基本設計と測量調査を行う。来年度以降は、詳細設計を作成する予定。

なお、箱塚遊水池は、雨水幹線と調整池などの整備完了後に着手する。

 

#記事カテゴリー