仙台市は５月３０日付で「中央卸売市場花き市場・食肉市場将来ビジョン策定業務」の公募型プロポーザル方式による選定手続きを開始した。

参加表明書の提出は２０日、企画提案書の提出は２７日、プレゼンテーション・ヒアリング実施は７月１１日を予定。委託契約の締結・結果公表は７月中旬を予定している。

参加資格は２０１０年度以降に地方公共団体が発注した、本業務と類似の業務の受託実績がある単体またはＪＶなど。委託上限額は１６６０万円（税込み）。

現在、仙台市では中央卸売市場の再整備に向けて基本計画の策定を進めている。本業務は花き市場、食肉市場を取り巻く環境の変化を的確にとらえて、諸課題を整理し、場内関係者の合意形成を図り、市場の発展に向け持続可能な市場運営のためソフト・ハード両面にわたる「将来ビジョン」を策定することが目的。

近年の物流２０２４年問題などの外部環境や国の指針、また花き・食肉の各部の課題などを踏まえた将来ビジョンを作成する。花き市場が東北のハブ市場として求められている役割を果たすことを念頭に、重点的な取組項目の抽出および提案をするとともに、中長期的な成果を見据えた具体的な取り組みの内容およびスケジュールを作成する。

主な業務内容は両市場の概要、両市場を取り巻く社会状況、強化方針と展望、設備投資方針の検討、投資・財政計画など。履行期限は２０２６年３月３１日まで。