2025-06-19# 物件(仙台圏)
宮城県/高等技術専門校再編の発注計画/WTOの本館・3号館は10月公告へ/本館S3F、3号館RC2F、総延べ約5200㎡
宮城県はWTO対象の建築工事で発注を予定する「(仮称)高等技術専門校本館・3号館新築工事」とWTO対象外の「(仮称)高等技術専門校4号館新築等工事」をともに10月に公告する。いずれも建築一式工事で公告し、概算はそれぞれ30億円と20億円。
高等技術専門校の再編は、県内5カ所に点在する既存施設を、仙台校が所在する仙台市宮城野区田子に集約する計画の一環で、2028年4月の開校を目指す。設計は久米設計が担当した。
新築内容は主に本館、1~4号館、7号館で、改修は5号館(旧実習棟3号館)、6号館(旧実習棟4号館)が対象。解体は本館・寄宿舎・体育館・人材開発センターなどを「仙台高等技術専門校本館等解体工事」として実施する。また、旧実習棟1号館と2号館は「(仮称)高等技術専門校4号館新築等工事」の中で解体し、その跡地に3号館と4号館を建設する。
昨年度は1・2号館新築工事を発注し、建築は橋本店、電気は電気工事平間組、機械はキープランが担当している。また5号館の改修は奥田建設、高橋電気工業所、米倉設備工業が施工するほか、6号館の改修はサン工業、高橋電気工業所、興盛工業所が担当する。
10月に公告予定の本館・3号館新築工事の概要は、S造3階建て、延べ3337・26平方㍍の本館、RC造2階建て、延べ1863・06平方㍍の3号館の建築一式。工期は22カ月を想定する。また、設備については「(仮称)高等技術専門校本館・3号館新築電気工事」「同機械工事」として12月に公告を予定し、工期はともに約16カ月。概算は電気が4~5億円、機械が3~4億円となっている。
一方の4号館新築等工事では、建築一式工事としてRC造2階建て、延べ2282・78平方㍍の4号館新築と旧1・2号館の解体工事を実施する。工期は約24カ月を予定する。設備工事は年度当初に「(仮称)高等技術専門校4号館新築工事」の名称で、衛生・空調設備工事を12月に公告予定としていたが、建築工事の中で旧1・2号館の解体工事も行われることから年度内の発注を見送った。
このほか「(仮称)高等技術専門校受変電設備設置工事」も10月に公告する。工期は約16カ月で、概算は2~3億円を見込む。