亘理町は、新たな産業用地となる亘理インター新産業団地の造成に向けた実施設計について、７月１８日１０時から指名競争入札を行う。

造成地は常磐自動車道・亘理ＩＣに近接している逢隈中泉地区の２１・５㌶。現況は水田や畑、住宅となっている。県道亘理インター線沿いの南側に位置し、国道６号にも近い。分譲開始は２０２９年度を目指す。

町内にある既存の産業用地「亘理中央地区工業団地」には住化積水フィルム、宮城製粉、舞台アグリイノベーションなど計１３社が立地しており完売状態。さらなる企業誘致による雇用拡大と税収増加、若年層の定住促進を図るため、新たな受け皿となる産業用地を整備する。

９月までの履行期限で作成中の基本設計（担当＝国際開発コンサルタンツ）と用地交渉や農地転用の手続きと並行し、実施設計をまとめる。履行期限は２６年２月までを予定している。

当初予算には工業用地等造成事業特別会計に委託料１億５０００万円を措置している。

町の担当職員は「現時点でも立地を検討されている企業からの問い合わせを受けている」と話している。