2025-07-11# 物件(仙台圏)
整備局仙台/名取川右岸の堤防質的整備を委託/山田IC下流の約1.3㎞、来年度以降設計
東北整備局仙台河川国道事務所は名取川改修事業の一環で、「名取川熊野堂地区堤防ほか測量業務」をマドックに委託した。仙台南部道路・山田ICの下流に位置する名取川右岸の延長約1・3㌔㍍を対象に、堤防の質的整備に取り組む上での測量を実施する。
今月3日に開札し1落の1049万円、評価値71・7571で決定した。入札者は落札者とダイワ技術サービス(2社が評価値同点でくじによる)、三協技術、サトー技建(無効)の計4社。予定価格は1336万円、調査基準価格は1049万円。
河口から10・3㌔㍍~11・6㌔㍍地点の右岸が対象で、上流は名取川頭首工の下流側、下流は高舘河川グラウンドのあたりまで。名取川水系河川整備計画(大臣管理区間)に盛り込んでいる。
大雨時に堤防下部に水みちができることによるパイピング破壊が懸念されるため、対策を検討する。具体的な手法は、測量により用地の状況などを把握した上で詰める。一部区間は既存堤防の断面が不足していることから質的整備と併せて解消を図る。
委託業務の内容は基準点測量、水準測量、地形測量、路線測量の各一式でドローンなどUAVを用いて行う。業務場所は名取市高舘熊野堂地内。履行期限は12月19日。成果品を踏まえて来年度以降に設計を委託する見込み。