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2025-08-06# 物件(仙台圏)

仙台市水道局/国見第一配水幹線の詳細設計/9月10日開札、着工予定は27年度/φ900mmの鋼管に更新 推進で約700m

仙台市水道局は老朽化した国見第一配水幹線を更新するため、詳細設計業務の制限付き一般競争入札を5日付で公告した。国見浄水場敷地内から国見スイミングクラブ付近まで延長700㍍程度の推進工法による更新を想定している。

参加資格は市内に本店または支店・営業所を置く建設コンサルタント上水道部門の有資格者。過去15年に完了した中大口径推進(φ800㍉㍍以上)の設計業務実績を求める。

申請書と入札書などは9月2日まで受け付け、同10日10時に開札する。事後審査方式。

青葉区国見6の51の1地内にある国見浄水場直下の国見第一配水幹線は、60年以上前の1961年に布設したダクタイルA型で経年劣化していることから、新たに鋼管に入れ替える。口径は900㍉㍍。浄水場から南東側へ市道国見吉成線などに沿って既存管と同様のルートで整備する。途中でJR仙山線と交差する。

道路幅員が狭く、地下埋設物が多いため推進工法を採用する。計画によると推進区間の延長は702・7㍍。浄水場敷地に発進立坑を設け、434・9㍍の地点に中間立坑を1カ所設置。さらに267・8㍍進んだ場所に到達立坑を設ける。

また、発進立坑と到達立坑の周辺でφ900㍉㍍の開削区間を延長30㍍予定するほか、中間のY字路付近にφ500㍉㍍で延長4・6㍍の開削区間を設ける。設計工期は2026年9月18日。地質調査と測量を含む。

基本設計は23年度に発注して日水コンがまとめた。工事は27年度から2カ年で行うスケジュールを見込んでいる。

到達地点から先は鋼管となっており、当面は更新事業の予定はない。

なお国見浄水場は統合浄水場の建設事業によって配水施設に改造する計画だが、国見第一配水幹線は引き続き使用する。

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