2025-09-01# 物件(仙台圏)
湯沢市/道の駅おがちのリニューアル/民活調査と実施計画委託 新規テナント誘致目指す
道の駅おがち「小町の郷」のリニューアルと周辺整備を計画している湯沢市は、民間活力導入可能性調査および実施計画作成の公募型プロポーザルを実施。2者の応募者の中から八千代エンジニヤリングを特定した。
同道の駅は、国道13号沿いに1998年に建設したS造2階建て、延べ1449平方㍍の施設で、機能強化のためリニューアルを計画。再開発計画策定・認定申請業務を協和コンサルタンツで行った。
別棟を新築して現施設内のトイレと道路(観光)情報提供施設を移し、現施設は内部レイアウトを変更して機能を強化する計画。
委託業務のうち、機能向上実施計画では各導入機能の規模、ゾーニング、動線計画、施設改修計画などをまとめ、誘致する民間機能(テナント)の機能・規模を検討。周辺にある小町の郷観光交流拠点施設(農産物直売所)や小町の郷公園との連携強化を含めた機能再編、防災機能の強化についても重視するとし、改修工事期間中の仮設店舗計画も立てる。
市としては▽集客力向上を見据えた今後の道の駅の在り方とリニューアル方針の整理▽魅力的な新規テナントの誘致に向けた民間事業者進出の可能性と条件整理―を特に期待するとしており、具体的な調査手法の提案を求める。
特に新規テナントの誘致は、リニューアルの大きな目玉の一つとし、現時点では業種・業態を限定せず▽市の魅力発信▽道の駅への立ち寄り促進▽ナショナルブランドの参入を図るもの(例‥県内初、東北初)―など、幅広く検討するとした。
民間活力の導入可能性調査では、民間事業者の進出意向調査なども実施。近年の類似施設への民間進出状況や市の財政負担・将来リスクなどを踏まえた事業スキームを求める。
2026年6月30日までに業務を終え、早期具体化を目指す。