2025-09-12# 物件(仙台圏)
仙台市泉区/泉区根白石 R457の拡幅を委託/七北田川左岸の延長約400mが対象
仙台市は泉区根白石地区を流れる七北田川左岸で、国道457号の拡幅を計画している。設計業務は泉区役所の発注で今月1日に指名競争入札を行い、1830万4000円でセンソクコンサルタントが受注した。
根白石地区の中心部を通る国道457号は、上流部(町の北西側)は左岸、下流部(町の南東側)は右岸に整備されている。
拡幅を計画しているのは左岸側の根白石宝積寺前地内で、旧馬橋の付け根付近から上流側へ延長約400㍍。現在は交通量が多いものの幅員5㍍程度と狭く、車両同士のすれ違いが難しい箇所もある。安全と円滑な交通確保のために拡幅が地元からも要望されている。
道路の西側(河川側)はすぐ河川区域となっている。反対の東側は民地で住宅が貼り付いている。民地側に拡幅すると補償費が膨らむ懸念があるため、基本的には河川側に道路を広げたい考え。河川管理者の宮城県との調整が必要になる。
今回の設計で、拡幅する方向や道路構造など基本的な計画を固める見込み。幅員は前後の道路幅を考慮して決める。履行期限は2026年3月末。業務名称は「国道457号(馬橋上流左岸工区)道路測量予備設計」。
なお馬橋は歩道橋として架け替えに取り組んでいる。先行して下流側に車両が通行するための根白石橋が供用済み。現地で架け替える馬橋については旧橋を撤去し、新たな歩道橋の下部工(橋台2基)が完成した。上部工も発注済みでライブディックが担当しており、工場製作を進めているところ。今冬に架設を行い、床版工と舗装工、取付道路の整備を経て早期供用を目指す。新しい馬橋(歩道橋)は橋長40㍍、全幅3・8㍍(歩道部3㍍+地覆0・4㍍×2)の鋼単純合成床版橋となる。この橋梁事業の完了後、道路拡幅の整備を具体化していく計画だ。