2025-10-03# 物件(仙台圏)
東北整備局北上川下流/吉田川中流部遊水地の排水施設予備設計・委託先を特定/規模は幅12・2m×高さ5.1m×2連を想定
東北整備局北上川下流河川事務所は「吉田川中流部遊水地排水施設予備設計業務」を委託するため、簡易公募型(拡大型)プロポーザル方式で選定した結果、2日付で建設技術研究所を特定した。
遊水地は令和元年東日本台風などによる被害を踏まえ、鳴瀬川水系吉田川の中流部右岸に新設する。整備予定地は大郷町土橋地内にある二渡神社の北東側を想定。同町土橋および鶉崎、中村地内のエリアで、令和元年東日本台風で被災して再建した粕川地区防災コミュニティセンターの対岸側に広がる一帯の農地。最大貯水容量約700万立方㍍の規模を見込んでいる。
今回の業務は、吉田川中流部遊水地整備事業の一環として、排水施設予備設計を行うもの。排水施設は洪水で遊水地に水を貯めた後、その水を吉田川に戻す役割を果たす水門となる。
規模は幅12・2㍍×高さ5・1㍍×2連を想定している。業務内容は河川構造物設計一式。履行期限は2026年8月31日まで。
なお、同事務所では「吉田川中流部遊水地詳細設計業務」の委託先に建設技術研究所を特定している。