東京航空局は２２日、岩沼市で施工する「岩沼研修センター研修生寮Ａ棟ほか２棟その他改修工事」のＷＴＯ対象一般競争入札を公告した。総合評価は技術提案評価型Ｓ型で、施工体制確認型。

　参加形態は単体かＪＶ。建築工事業１１００点以上（ＪＶサブは１０００点以上）。企業・技術者とも過去１５年に元請けで完了したＳ造、ＲＣ造またはＳＲＣ造の建築物の改修、新築あるいは増築工事の実績を求める。

　申請書と資料の提出は１１月２５日まで。入札書は２０２６年２月２日まで提出し、翌３日１１時に開札する。

　仙台空港の南側に近接する岩沼研修センターについて、経年劣化した寮３棟を改修する。

　Ａ棟は１９７４年に完成したＲＣ造３階建て、延べ１４２０平方㍍。Ｂ棟は７８年完成の同延べ８８９平方㍍。Ｃ棟は９４年完成のＲＣ造２階建て、延べ３９１平方㍍。このほかＳ造平屋建て、延べ１０４平方㍍の渡り廊下を含む。

　建築工事として屋上防水、外壁、内部、建具の改修を行う。このほかＬＥＤ化など電気設備、給排水や空調など機械設備、外構も施工する。

　設計は三輝設計事務所（福井市）がまとめた。

　工期は２０２８年３月１０日。完全週休２日（土日）Ⅱ型の対象工事。

　技術提案のテーマは▽研修センター周辺の環境に配慮した安全等対策▽付帯設備の品質確保・メンテナンス性の向上および効率的な施工計画に関する技術的な工夫―。１テーマにつき５提案を評価し、それぞれ生産性向上に資する提案を１提案以上書くこと。