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2025-10-28# 物件(仙台圏)

利府町/利府第二小学校建替の基本計画策定/公募型プロポ 早ければ11月にも公告/校舎、屋内外運動場、児童クラブなど

 利府町は、利府第二小学校の移築のための基本計画策定業務を、早ければ11月にも公募型プロポーザルで公告する。

 9月補正予算では、2027年度までを期間とする「利府第二小学校建替基本計画策定業務事業」に限度額2600万円の債務負担行為を設定した。

 同校の学区は仙台市境の神谷沢地区、菅谷地区、飯土井地区。校舎の老朽化が進み、長寿命化計画における建て替え時期が迫っているほか、このエリアが宅地開発による人口の増加が見込まれること、通学路や敷地が狭あいなことなど、現地建て替えには課題があることから、移転新築を視野に入れ調査と基本構想案の策定(担当=オオバ)を進めてきた。

 建て替え用地は、利府西中学校の南西に位置する菅谷新笠菅沢の一部を候補地としている。一帯の面積は3万3000平方㍍だが、取得する面積は現在のところ未定。市街化調整区域内のため開発許可を得て立地する見込み。農業振興地域であることから、取得へ農地転用などの手続きが必要となる。

 敷地内には校舎、屋内運動場、屋外運動場、児童クラブ、駐車場などを置く。各施設の面積は今後、基本計画の中で詰める。

 既存校は利府町神谷沢後沢31の1に1977年から数年をかけて整備された。第1期工事の校舎は延べ1847平方㍍、第2期は1335平方㍍。このほか、1113平方㍍の体育館などで構成されている。

 

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