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2025-11-11# 物件(仙台圏)

組合設立準備委/仙台市泉中央西 土地区画整理事業/組合設立認可申請手続きを開始/約17㏊対象、施工者は来年8月入札予定

 仙台市北部の泉中央地区西側で土地区画整理事業を計画している仙台市泉中央西土地区画整理組合設立準備委員会(赤木久一委員長)は、組合設立の認可申請に必要な手続きを始めた。12月下旬の認可告示を目指している。業務代行予定者は住販システムグループ(仙台市泉区高玉町2の25 赤木久一代表取締役)。調査・測量設計はオオバが担当している。2026年5月ごろから造成工事の施工者選定に向けた指名参加願いの提出依頼を行い、8月ごろに入札する。

 仙台市泉中央西土地区画整理事業は、地下鉄南北線・泉中央駅の西側約1㌔㍍に位置する施行面積17万4037・65平方㍍を整備する計画。農地や宅地、仙台徳洲会病院の跡地を含み、拡幅工事に取り組んでいる主要地方道泉塩釜線の北側に位置するエリア。地権者は68人。合算減歩率は40・57㌫。保留地処分金は35億円。

 土地利用は、地区の東側と西側に住居系用地(6万3017平方㍍)を配置。地区中央部と南西側には商業・業務用地(7万2001平方㍍)を設ける。病院跡地付近は調整池(7515平方㍍)とする。このほか公共公園用地(5225平方㍍)、道路用地(2万5509平方㍍)、下水道用地(771平方㍍)を設置する計画。造成工事は切盛土がメーンで、工事期間は2カ年を見込む。28年8月の造成完了および組合解散を予定している。

 今月4日、仙台市に認可申請の手続き書類を提出した赤木委員長は、「仙台市の副都心である泉区で、新たな都市形成に資する重要な区画整理事業となる。引き続きコンサルタント会社とも力を合わせてプロジェクトを成功させたい」と意気込む。

 また、仙台市地下鉄沿線まちづくり課の岩崎智昭課長は「泉区中心部で新たなまちづくりが加速している中、この場所で進む事業計画もにぎわい創出で相乗効果が期待できる」と話した。

 

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