2025-11-21# 物件(仙台圏)
名取市増田西土地区画整理組合設立準備委/事業費125億 住居系22 ha、商工系4.8 haなど/来年1月から事業開始/組合設立へ計画縦覧開始
名取市増田西土地区画整理組合設立準備委員会(今野博幸委員長)は、組合設立に向けた認可申請を行っており、事業計画の縦覧を名取市役所建設部都市開発課で開始した。縦覧は12月3日まで可能。コンサルは国際航業が担当している。
増田西地区はJR名取駅西地区の市街地に接し、市街地と連坦した拡大が期待されるエリア。中心市街地との幹線道路網の整備が図られており、子育て世帯や移住ニーズに対応する公共交通機関と連携した生活利便性の高い環境を形成する。
事業は宮城県立がんセンターの東部~北部に位置する40・02㌶で行う。現況は大部分が農耕地で、一部地区界と市道沿いに一般住宅と農家住宅が点在する。標高6~8㍍で、北から南へなだらかに傾斜している。
計画によると、区画は住居が55・8㌫を占め、住居22・36㌶、商工4・84㌶、公共用12・79㌶などで整備する。一般住宅715戸、沿道住宅440戸を設け、計画人口は約2000人を目指す。戸建系住宅は1区画当たり約200平方㍍を確保し、商業系・業務系は大区画化を図る。事業費は125億円。事業期間は26年1月から33年3月31日まで。
隣接地の地盤高に配慮し、地区外との高低差を生じさせない高さにするため、造成高は計画道路プラス5㌢㍍で計画する。大半が農耕地で軟弱地盤のため、不同沈下対策として載荷盛土を採用する。
エリア内には東西を横断する手倉田箕輪線と増田野田線の両市道が通っており、いずれも拡幅および改良する。新設する区画道路は幅員6~10㍍を想定している。また、地区内に都市計画道路・大手町川上線と同・箱塚手倉田線の整備も計画し、市の東部エリアから西部エリアへのアクセス向上を促す。



