2025-12-08# 物件(仙台圏)
仙台市/市役所建替事業と工程調整を委託/市役所建替事業と工程調整
仙台市は電線共同溝の整備に向け、このほど本庁舎付近で取り組む「市道北一番丁1号線ほか1線電線共同溝詳細設計業務」を東北開発コンサルタントに委託した。
入札は10月7日で、落札金額は1750万円。入札者は3社で、落札者と日本シビックコンサルタント、東日設計コンサルタント(ともに失格)。
施工地は青葉区国分町3丁目ほか地内。建て替え事業に着手している市役所本庁舎の敷地北側を東西に伸びる北一番丁通りのうち、勾当台通(県道仙台泉線)から国分町通までの区間。加えて本庁舎敷地西側で同路線と接続する南北の通りとなっている区画街路北8号線。延長は合わせて約320㍍。
架空線を撤去して電力線や通信線などを鞘管に収めて地中化する。履行期限は2026年3月31日。27年度までに着工したい考えだが、施工時期については市役所本庁舎建て替え事業との工程調整を踏まえて決める。幅員が狭い箇所もあるため沿道住民の利便性を考慮して交通規制を行う必要もあるため、警察など関係機関と調整していく。
なお、仙台市無電柱化推進計画追加によると電線共同溝の対象は15路線。
このうち設計に未着手は4路線で、仙台泉線ほか1線(うち東北労災病院側の市道部分)、元寺小路福室(その7)線ほか1線、郡山折立線青葉山工区(道路自体が未整備)、宮沢根白石線南光台工区(同)。
予備設計に着手したが工事未着手の路線は6路線。今回設計を委託した北一番丁1号線ほか1線(計2路線)に加え、元寺小路福室線五輪工区(予備設計=復建技術コンサルタント。道路自体を拡幅改良予定)、郡山折立線大野田工区(予備設計=綜合技術コンサルタント。道路自体を改良中)、北仙台停車場線ほか1線(予備設計=復建技術コンサルタント)、郡山折立線郡山工区(予備設計=エイト日本技術開発。道路自体を拡幅改良予定)。
また仙台市は「主要地方道仙台泉線(堤町工区)電線共同溝整備工事その2」の落札者を大木建設に決めた。
10月31日に開札し、落札金額は2億9400万円。入札には落札者と第一建設工業、ユアテックが参加。予定価格は3億1571万2000円、調査基準価格は2億8677万8079円。
青葉区昭和町~堤町3丁目に設ける電線共同溝の整備を行うもので、施工延長は約600㍍。詳細設計はエイト日本技術開発が担当した。
本体管路(電力系)多条管2955㍍をはじめ、特殊部(レジンコンクリート製)14基、分岐桝8基、舗装工、排水構造物工、プレキャストL型側溝、仮設工、構造物取壊し工を施工する。工期は27年3月31日。



