2025-12-12# 物件(仙台圏)
NEXCO東日本東北支社/山元町の常磐道4車線化・一般図作成を委託/拡幅する全5橋が対象
NEXCO東日本東北支社は、山元町を通る常磐自動車道の4車線化に向けて「常磐自動車道・影倉橋ほか4橋橋梁一般図作成」を片平新日本技研に委託した。簡易公募型プロポーザルで特定した同社と11月26日に見積もり合わせを行い、1268万円で決まった。
プロポーザルには22社が申請。同社と日本構造橋梁研究所、八千代エンジニヤリングのほか、1次審査で非選定が19社(大成エンジニアリング、日本工営、橋梁コンサルタント、黒田整地開発、計画エンジニヤリング、建設技術研究所、NiXJAPAN、信和設計、セントラルコンサルタント、大日コンサルタント、中央コンサルタンツ、中央復建コンサルタンツ、千代田コンサルタント、日本エンジニアリング、パシフィックコンサルタンツ、いであ、開発虎ノ門コンサルタント、CPC、長大)。
山元町内の常磐道4車線化は2024年3月に事業許可を受けた。山元南スマートIC~山元IC間の延長約5・5㌔㍍を事業範囲とし、関東方面に向かう上り線部分を増設する。事業費は約210億円。
業務対象施設はこの区間内にあり、拡幅を実施する5橋。設計速度は毎時100㌔㍍。起点側(南側)から影倉橋、新田橋、北鹿野橋、森のりんごばし、山寺橋。
下り線(1期線)の諸元を見ると、影倉橋は橋梁161㍍の鋼4径間連続合成2主鈑桁。基礎はA2のみ場所打ち杭、A1橋台と橋脚3基は鋼管ソイルセメント杭。影倉川と町道を跨ぐ。
新田橋は橋長17・3㍍のPRCポータルラーメン2主版桁で、基礎は深礎杭。じんにむ沢川に架かっている。北鹿野橋は橋長16・2㍍のPRCポータルラーメン2主版桁で、基礎は深礎杭。北鹿野沢川を跨いでいる。
森のりんごばしは橋長101㍍の鋼2径間連続合成少数鈑桁で、基礎は場所打ち杭。アップルラインを含む町道を跨ぐ。山寺橋は橋長48・5㍍の鋼単純合成少数鈑桁で、基礎は場所打ち杭。
5橋の一般図を作成するほか、森のりんごばしと山寺橋の2橋で上部工構造型式とスパン割を検討。山寺橋についてはA1橋台の構造型式の検討も含む。
業務場所は山元町坂元~鷲足。履行期限は27年5月29日。



