2025-12-15# 物件(仙台圏)
岩沼市/岩沼ICと仙台空港周辺の市街化編入/IC北は27年5月編入へ/物流・商業施設の誘致を想定
岩沼市は、岩沼IC周辺と仙台空港周辺で市街化区域への編入を目指している。岩沼IC周辺北地区では2027年5月の編入を目指し、図書作成業務を12日に公告。同南地区と仙台空港周辺に当たる矢野目西地区の編入は28年5月以降を想定する。
都市計画マスタープランで「新産業エリア」に位置付けられる岩沼IC周辺北地区、同南地区と矢野目西地区は、いずれも一般保留地区に指定されている。
岩沼IC周辺の開発は、県道岩沼海浜緑地線の南北で計画。北地区は14・2㌶を編入区域として27年5月の編入で調整する。主に物流系の誘致を図る。
県道を挟んだ南地区は、5㌶を一般保留地区として定め、28年5月以降の編入を想定。商業系の誘致を予定している。その西隣の西地区ではフレスコ(福島県相馬市中村宇多川町17 菊地盛夫代表取締役)が「フレスコキクチ岩沼東店(仮称)」の建設を計画。ジャパンビルドの施工で工事を進めており、来年3月下旬の開店を予定している。
仙台空港周辺の矢野目西地区は、県道塩釜亘理線が通る市主体の「矢野目西土地区画整理事業」区域の南側に当たるエリア。一般保留地区は55㌶。岩沼IC周辺南地区と同様に28年5月以降の編入を目指す。主に物流系などの誘致に向けて取り組む。
12日に公告された北地区の図書作成業務について、参加申請は今月26日まで受け付ける。入札は来年1月7日15時5分に行う。参加資格は県内に営業所を有し、過去10年間に同種業務として、宮城県内の用途地域の決定(変更)または地区計画の策定(変更)の元請け履行実績があることなど。
内容は編入図書、地区計画策定図書などの作成。履行期限は26年3月31日まで。なお、南地区と矢野目西地区の編入図書作成業務は事業確度が高まり次第、26年度に発注する見込みだ。


