2026-01-16# 物件(仙台圏)
東北大学/主要施設の発注計画/3月以降に各団地でWTO工事公告/本年度末に青葉山北の新研究棟設計も
第1期の国際卓越研究大学に認定されてから1年が経った東北大学では、各キャンパスで新たな総合研究棟などの建設を計画している。2025年度末から26年度にかけて発注される、新営を中心とした主な工事と設計を、公告予定時期の順にまとめた。
24年度に供用を開始した次世代放射光施設・NanoTerasu(ナノテラス)を置く青葉山新キャンパス(青葉山3)に新営する「青葉山新キャンパス総合研究棟(仮称)」建築工事の公告を3月上旬に予定。電気と機械は4月上旬の公告で、3件ともWTO案件となる。
災害科学研究所の西側に世界トップレベルの研究プログラム「変動海洋エコシステム高等研究機構」の活動拠点として設ける。免震構造のRC造5階建て、延べ1万平方㍍規模で建設。設計は建築が久米設計、設備がテクノ工営に委託している。
3月下旬には青葉山キャンパス(青葉山1)に建設する「青葉山総合研究棟(仮称)」の建築工事を公告する。電気と機械の公告は4月下旬。3件ともWTO案件。
キャンパス最東端にある機械・知能系共同棟の南側にRC造6階建て、延べ1万0500平方㍍の免震構造で整備する。研究ユニットスペースの設置をメインに多目的、事務など各スペースを置く。設計は建築が梓設計、設備は総合設備コンサルタントが引いている。
これら2つの新研究棟の完成は28年10月を目指す。
なお青葉山3キャンパスでは「産学共創拠点」を28年4月の供用開始に向けて整備中。ナノテラス西側に隣接し約4㌶に及ぶサイエンスパーク内で、RC造5階建て、延べ6214・39平方㍍規模で建てる。建築は錢高組、電気はミライト・ワン、機械は朝日工業社が担当。新営工事は2期計画で行う予定とし、今回は1期分に当たる。
整備時期は未定だが2期の基本設計にも着手しており4000平方㍍規模の施設を想定する。実施設計の発注時期は未定。設計は建築が梓設計、電気・機械設備は森村設計がまとめている。
これら新研究棟に続いて、青葉山北キャンパス(青葉山2)に設ける「青葉山2総合研究棟(仮称)」の設計プロポーザルを25年度内に公告する。建築と設備の2件分離で簡易公募型プロポーザル方式を採用。
理学・薬学部エリアの現駐車場にS造6階建て、延べ1万平方㍍規模で計画する。履行期限は約18カ月を見込む。
片平キャンパス(片平団地)に計画する「片平総合研究棟(仮称)」の改築工事は4月下旬に建築の公告を予定。建築のみWTO対象。電気・機械は6月上旬の公告を見込む。
規模はRC造3階建て、延べ6000平方㍍。キャンパス最南端に位置する電気通信研究所1号館が築後60年を超え、断熱性や気密性が確保されていないことから片平総合研究棟として改築する。工期は23カ月を想定。設計は建築が伊藤喜三郎建築研究所、設備は総合設備計画が作成している。
川内キャンパス(川内1団地)で行う「川内総合研究棟(仮称)」の新営工事に向けては建築を9月上旬、電気と機械の2件を10月上旬に公告する。建築と機械がWTO対象。
川北合同研究棟の西側に免震構造のRC造6階建て、延べ5000平方㍍規模で計画。施設の半分に同キャンパスにある入試センター機能を移転させる。工期は約25カ月を想定する。設計は建築が教育施設研究所、設備は総合設備計画が担当している。
◎富沢団地で複数棟改修
富沢団地では「実験研究棟(電子光理学系)」の改修を実施する。工事は建築と機械がWTO対象で8月上旬、電気は9月中旬に公告予定。
仙台市太白区三神峯1の101地内に位置する富沢団地構内で、建設後50年以上経過し建屋・インフラの老朽化が見られる実験研究棟などを改修する。RC造地下1階地上1階建て、延べ3656平方㍍の実験研究棟のほか、管理棟など計5230平方㍍規模で改修する。工期は約29カ月。建築と設備の設計は伊藤喜三郎建築研究所がまとめている。


