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2026-02-04# 物件(仙台圏)

アイスジャパン/宮城県名取市と協定締結/愛島台団地内に新工場計画/S2F延べ約2700㎡、来春稼働へ

 保冷剤・蓄熱剤の製造販売などの事業を展開するアイスジャパン(北海道室蘭市中島町4の9の28 松岡正昭代表取締役)は宮城県名取市の愛島西部工業団地(第2期)に新工場建設を計画し3日、名取市と協定を締結した。同団地内にある既存の仙台工場と、千葉県にある東京工場の集約移転となる。現在設計中で、仙台市本社の企業による設計・施工で進める。

 マイナス78度から42度までの保冷剤・蓄熱剤を製造し、近年では国際宇宙ステーションや再生医療分野でも採用される実績を持つ同社。宮城県内では、名取市愛島台と角田市梶賀高畑北に工場を構える。

 新たな進出地は愛島西部工業団地(第2期)の敷地約6300平方㍍で、西側隣接地に太陽流通サービスが立地する場所。顧客の大半が関東圏でコストがかかることから、名取市に立地を決意。併せて、昨今ドライアイスより保冷剤の需要が高まり、企業および一般顧客からのニーズが増え「追い風になっている」(松岡孝樹執行役員兼業務部長)と話し、工場拡大を計画した。

 新工場はS造2階建て、延べ2700平方㍍規模で建設する。新たに50人の雇用を想定し、全社合わせて120人となる想定だ。将来的には本社機能の移転も検討している。ことし5~6月の着工、来年5月ごろの稼働を目指す。

 協定式で山田司郎市長は「これまで雇用創出と地域経済の活性化で長年お世話になっている。これからも、さらに貢献いただけるものと期待している」とコメント。松岡代表は「名取というすばらしい街を、さらに発展させたい」と話した。

 同社は保冷技術を駆使し、抗がん剤治療に伴う副作用の一つである脱毛の軽減を図る頭皮冷却帽「愛帽(あいぼう)」など新製品を開発し、EU圏の進出まで構想する。

 なお、愛島西部工業団地(第2期)の立地状況を見ると、23・7㌶のうち14・1㌶(約60㌫)で立地が決まり、今回で計12社目の進出となる。

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