2026-03-02# 物件(仙台圏)
名取市/統合病院周辺など道路計画/関下植松線南部で付帯工着手/岩沼につながる本郷北線は詳細設計へ
名取市は、仙台赤十字病院と宮城県立がんセンターの統合病院建設地周辺で道路整備に取り組む。都市計画道路・名取中央スマートインター線など3路線の整備に向け、関下植松線の南部で初弾工事に着手する。関下植松線につながる市道2路線でも詳細設計をまとめる。
市道3路線の改良は、関下植松線(都市計画道路名・関下植松線)、飯野坂杉ヶ袋線(同・名取中央スマートインター線)、鹿島猫塚線(同・名取中央スマートインター地区中央線)が対象。いずれも全幅20㍍以上の2車線に改良する。3路線の合計延長は約3・6㌔㍍。工事は数工区に分割し、数カ年をかけて行う。現在、オリエンタルコンサルタンツが詳細設計をまとめている。
このうち2026年度から、関下植松線の南側で初弾工事に着手する。隣接する田畑と線引きするため、主に水路の付け替えなど付帯工事を行う。着手時期は用地交渉次第で、発注する工事件数や延長は未定。新年度予算に2億8610万円を盛り込んだ。
残る路線は、名取中央スマートIC周辺の区画整理事業内であることから、着工のめどが立っていない。
関下植松線から県道仙台館腰線(仙台空港線)を挟んだ先で、南側を通る市道本郷北線は道路延伸に向けた詳細設計を作成する。全体延長約3㌔㍍を2期に分けて実施する。1期目として北側約1㌔㍍を26年度に発注する。
仙台館腰線と仙台空港線の両県道が交わる箇所は現在、T字路になっている。T字路から南下し、名取市堀内地内など既存集落の東側を通り、県道岩沼海浜緑地線までつながるルートを計画する。志賀沢川と五間堀川を跨ぐことから2カ所に構造物を設置する。
概略設計は東建工営がまとめている。現時点の計画幅員は約10㍍。片側歩道の2車線で計画している。
26年度はT字路の先から市道本郷札前線までの約1㌔㍍を対象に詳細設計を引く。本郷札前線までは農道3本が交差する。
27年度以降に用地買収を進め、複数年度で工事を行う想定だ。1期分の工事が完了次第、2期目の設計に着手する見込み。
また、新病院沿いで関下植松線につながる植松北線でも改良に向けた詳細設計を発注する。
病院移転用地の北側に隣接する国道4号と市道関下植松線をつなぐ市道で、延長は約300㍍。現況幅員は約6・5㍍。国道4号側の延長50㍍は一方通行だが、残る関下植松線側は対面通行可能という複雑な運用の道路となっている。
計画幅員は15㍍とし、両側歩道の2車線。交差点付近には左右折の専用車線も設置する。現在は予備設計をオリエンタルコンサルタンツがまとめている。
いずれも交付金採択を待って、夏ごろの発注を見込む。
◎延長1.9㎞の設計委託・増田西区画整理内の都計道
ことし組合が設立された増田西土地区画整理事業地内に整備する都市計画道路・大手町川上線の測量設計も始まる。
区画整理事業は宮城県立がんセンターの東部から北部にかけて広がる40・02㌶で計画されている。コンサルは国際航業が担当。住居区画が5割以上を占め、計画人口は約2000人を目指す。
大手町川上線は県道仙台館腰線を起点に、市道川上田高線までつながる延長約1・9㌔㍍の都市計画道路。標準幅員20㍍の2車線で計画する。途中で交差する手倉田箕輪線と増田野田線の両市道も改良予定。
26年度予算に測量設計費2億1900万円を計上した。交付金が採択され次第、発注を想定している。27年度から用地買収を開始し、複数年をかけて工事に着手する見込み。


