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2026-04-08# 物件(仙台圏)

仙台市/今泉工場の建替事業/27年早期に事業者公募へ/建設用地の既存施設解体にも着手

 仙台市はごみ焼却施設である今泉工場の現地建て替えに向けて、2027年の年明けにも事業者公募を始めたい考えだ。事業手法はDBO方式を採用するため、26年度の早い段階で実施方針・要求水準書案をまとめる。また、先月から環境影響評価準備書の縦覧を始めており、26年度は評価書を取りまとめるとともに、建設用地にある既存施設の解体に着手する。

 想定スケジュールは、26年度までに環境影響評価をまとめるとともに、27年度までには工事発注仕様の検討と事業者選定を行う。また26~27年度で敷地南側の用地を整備。設計・工事は27~32年度で実施し、32年度の稼働開始を予定する。

 担当者は「大型工事の工期は近年、見込みより延びる傾向にある。事業者選定の期間も同様の手法を取った他自治体の事例を見ると半年から1年半ほど要している。供用時期から逆算すると27年の早い段階では事業者募集の公告を行いたい」と話す。

 若林区今泉上新田103地内の敷地9万0630平方㍍に所在する今泉工場は1985年度に稼働。老朽化を受けて敷地内で建て替える。新しい施設は現工場南側の用地約3万平方㍍に配置する。

 焼却能力は約310㌧ /日で、2炉を設置。可燃ごみと可燃性残さを処理する。24時間連続運転とし、既存施設と同じストーカ炉を採用する。

 排ガス処理設備は、ろ過式集塵機、乾式有害ガス除去装置、活性炭吹込装置など。熱回収方式は廃熱ボイラ方式。余熱利用に関して発電機容量は約6700㌔ボルトアンペア、定格出力6000㌔㍗を見込む。

 粗大ごみ処理能力は約80㌧/日(5時間)。処理方式は切断式縦型破砕機と高速回転式破砕機を予定する。

 建屋の規模は、工場棟が60㍍×130㍍程度。煙突が高さ80㍍。管理棟は20㍍×40㍍程度を想定している。

 管理棟はZEB認証の取得を目指し、工場棟もZEB相当とする。

 運営・維持管理期間は20年間。概算事業費は建設費が約620億円、維持管理費が約270億円を試算している。

 基本構想・基本計画などはエイト日本技術開発が担当。28年3月末までを期限とする事業者選定アドバイザリー業務は日本環境衛生センターが受託している。環境影響評価は日建技術コンサルタントが担当した。

 

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