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2026-05-25# 物件(仙台圏)

宮城県/保健福祉行政の主要事業/精神医療C建替の基本計画発注へ/審議会の場で建設場所と必要機能を諮問

 宮城県の保健福祉行政に係る主要事業をまとめた。このうち名取市に所在する「精神医療センター」の建て替え事業については、本年度に基本計画の策定に着手する見通しだ。基本計画の中で具体的な施設の構成や配置などを定める。

 県では当初、仙台医療圏地域医療構想の中で4病院の再編として仙台赤十字病院と県立がんセンターの統合および東北労災病院と県立精神医療センターの合築を計画していたが、精神医療センターについては2024年11月に名取市内で建て替える方針に変更した。

 昨年度は建て替えに向けた検討支援業務を日本経営に委託し、基本構想案の策定を進めている。現時点での新病院は全床個室の180床、延べ1万2960平方㍍と延べ432平方㍍の体育館を想定している。

 建設場所と必要な機能については、当事者などの意見を充分に考慮して計画を進めるため、本年度に開催する「宮城県精神保健福祉審議会」の中で諮りたい考えだ。その上で基本構想を策定し、基本計画の策定に進む。

 県がこれまでに示した候補地はいずれも県もしくは県立病院機構が有する①現精神医療センター②精神医療センターグラウンド③精神医療センター作業地④現がんセンター⑤旧高等看護学校―の5カ所。④については(a)がんセンター閉院後に現駐車場敷地に建築(b)同閉院後に建物を解体し、跡地に建築(c)同閉院後に本館建物を改修し、建物を再利用―の3パターンを想定し、計7プランを検討した上で、昨年12月に中間評価を報告した。

 昨年7月に開いた第1回審議会で提示した事業スケジュールは、26年度当初に基本計画を発注し、翌年度には基本設計・実施設計に着手。29年の第1四半期までに設計業務を完了させるというもの。供用開始までの事業期間は5・75年から8・75年を想定している。

 なお現時点では基本計画策定業務の発注方法は未定としている。関連して当初予算には「精神医療センター建替検討事業費」として2200万円を確保している。

◎特養建設等に7.8億余/統合新病院の設計費補助
 このほか県は、特別養護老人ホーム建設等支援事業に7億8340万円を当初予算で措置している。

 内訳は、定員30人以上の特別養護老人ホームの建設に係る補助として5億5380万円、築30年以上で定員30人以上の特別養護老人ホーム(併設する短期入所施設含む)の長寿命化に資する大規模改修について2億2960万円を充てた。

 補助対象事業者については、昨年実施したニーズ調査に参加した事業者のうち、事業を実施する者に対して事業計画等を審査して交付決定する。新設と大規模改修のニーズ調査にはいずれも2者が参加しており、事業を実施する場合は年内にも補助対象事業者を決定する。

 また名取市に設置する仙台赤十字病院と県立がんセンターの統合新病院については現在、日本赤十字社が設計・監理業務の委託先を公募型プロポーザルで手続きを進めており、7月7日に技術提案に対するヒアリングを実施する。この基本設計費に対して、県は当初予算に2億8512万4000円を計上しており、経費の3分の2以内で補助する予定だ。

 

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