2026-05-27# 物件(仙台圏)
オンザページ/仙台市広瀬町 旧知事公館の活用事業を委託/新施設は“杜と水の迎賓館”がコンセプト
ブライダル事業、レストラン特化型事業、建築不動産事業など幅広く事業展開するオンザページ(東京都中央区銀座1の8の14 渋谷守浩代表取締役会長CEO)は、仙台市内にある旧知事公館の敷地内に新施設を建設するため、設計者をエイジ(東京都渋谷区)に決めた。旧館の耐震設計はスタイレックス・コンサルタント(同豊島区)に委託する。
この事業は宮城県が昨年実施した「旧知事公館活用事業者」に、ブライダル事業を手掛けるノバレーゼ(東京都中央区)を選定。ノバレーゼは、ことし4月に同じく婚礼大手のエスクリと経営統合し、オンザページに商号を変更した。これにより業界最大級のブライダルグループが誕生し、同社による活用事業がスタートした。
知事公館の所在地は、仙台市青葉区広瀬町5の43。敷地面積は4753・14平方㍍。伊達家の家臣屋敷を大正時代に改築し、旧陸軍の官舎として利用していた。建物は5棟が連なるW造平屋建て、472・99平方㍍。1965年から知事公館として利用し、賓客らの接待場所として利用してきた。
近年は公務での使用が減り、2006年からは一般に開放して結婚式や食事会などの会場として利用されている。しかし、建物が老朽化している上、維持管理費もかかることから、民間活力によって有効利用していくことにした。
ノバレーゼの提案によると、知事公館の外観および県指定有形文化財の正門はそのまま残し、定休日を除いて通年開放する予定。また知事公館の歴史的・文化的価値を最大限に生かしつつ「杜と水の迎賓館」をデザインコンセプトに新たな施設を知事公館の後背地に建設する。
提案時点では2棟の建物を新築し、このうち1棟は2階建てで、1階に着席100人、立席200人程度のイベントホール、2階に着席80人、立席150人程度のミュージックホールを設ける計画だ。もう一方は厨房等のバックヤード機能の建物を設置する。
設計・監理の概要は、新築に係る設計・監理および旧館の内装設計・監理がエイジ、旧館の耐震設計・監理はスタイレックス・コンサルタントが担当する。
今後は、知事公館の用途を廃止した後に賃貸借契約を締結する。貸付は27年1月からで、以降に改修等工事を開始し、同年9月からの事業開始を見込む。


