2025-06-18# 物件(大崎・栗原)
東北森林管理局宮城北部森林管理署/迫川水系の治山全体計画/国土防災技術に3件委託/安定化へ施設配置計画や設計など
東北森林管理局宮城北部森林管理署は、迫川水系の治山施設に関する全体計画見直し業務3件を国土防災技術に委託した。件名と金額は「一迫川上流全体計画策定業務」が3000万円、「二迫川上流同」が2739万円、「三迫川上流同」が2195万円。全て総合評価による一般競争入札で決定したもの。
迫川水系の源流が位置する栗原市西部の栗駒山麓で、山地災害の抑止に向けた安定化を図るため既存の全体計画を見直す。一迫川の業務は花山地区、二迫川は深山嶽地区、三迫川は栗駒沼倉地区のそれぞれ国有林が主な範囲となる。
現地踏査と測量に加え、地形と地質の調査、気象と水文の調査、既存施設の調査、土石流対策として荒廃地の調査などを実施。これらを踏まえて施設配置計画を立案するとともに、一部の治山ダムの設計も作成する。
希少動物をはじめとする生態系にも考慮して成果品をまとめる。履行期限はいずれも2026年3月11日。設計が完成した施設は早期に工事を発注する見込み。