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2025-08-05# 物件(大崎・栗原)

栗原市/金成総合支所の改修2件/外壁など12日まで受付/来年度以降に電気、機械、内装撤去

栗原市は4日、金成総合支所の大規模改修に向けた外壁等改修工事と受変電設備改修工事の2件を制限付き一般競争入札で公告した。ともに総合評価落札方式(特別簡易型)を採用している。大規模改修事業は6月補正予算で2027年度まで10億7900万円を限度額とする債務負担行為を設定している。

2件とも申請書の受付は12日まで、入札は外壁が9月3日10時20分、受変電設備は同10日10時に行う。

参加資格は栗原市に本社、支店・営業所などを有すること。外壁は建築一式工事SおよびA等級、受変電設備は電気工事SおよびA等級。

金成総合支所庁舎は国道4号に近い金成沢辺町沖200地内に所在し、旧金成町役場として1999年に完成した。庁舎棟とやすらぎセンター棟に分かれており、庁舎棟はRC一部S造4階建て、延べ4962・64平方㍍。やすらぎセンター棟はRC造2階建て、延べ1989・74平方㍍。総合支所機能に加え上下水道部、教育委員会、農業委員会などを置いている。

外壁改修は、両棟のタイル浮き注入など外壁改修工事と、庁舎棟でシート防水などの屋上防水改修を行う。

受変電設備の改修は高圧受電盤1面更新と高圧コンデンサ2台更新を第1・第2受変電設備に対し行う。動力盤2面の新設も行う。

工期は2026年9月30日。改修設計は久慈設計東日本が担当した。

来年度以降は、空調改修などに伴う電気設備工事、空調・排水・床暖房など機械設備工事、内装撤去改修を行う建築工事をそれぞれ発注する計画。いずれも工期は20カ月程度を見込み、改修事業の完了は28年3月を予定している。

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