2025-10-31# 物件(大崎・栗原)
東北農政局北上土地改良/栗原市 沖富調整池の機能診断を委託/容量59万㎥のプレキャスト構造物
東北農政局北上土地改良調査管理事務所は、栗原市にある迫川上流地区の沖富調整池などを対象とした機能診断業務を三祐コンサルタンツに委託した。
27日に入札して1落の2890万円、評価値66・188で決まった。件名は「国営造営水利施設ストックマネジメント推進事業・迫川上流地区沖富調整池ほか機能診断業務」。入札には落札者とNTCコンサルタンツが参加した。
沖富調整池は2008年の岩手・宮城内陸地震で荒砥沢ダムに大量の土砂が流入し、利水機能が損なわれたことから代替調整池として下流部の栗原市築館地区に設置したコンクリート製の構造物。
農地だった場所にプレキャスト擁壁で構築した。貯水量は約59万立方㍍。長さ616㍍、幅228㍍、最大水深4・2㍍。
管理者にヒアリングした上で、影響度の評価と機能低下要因を推定する。その後、健全度評価の判定と機能保全に向けた対策検討、コスト算出など機能保全計画を策定する。
調整池本体のほか、流入口と放流口、上流部にある一ノ堰幹線用水路も対象。履行期限は本年度末。



