HOME

みやぎ建設新聞 ピックアップ記事

2025-07-01# 物件(石巻・気仙沼)

加藤電器製作所/石巻工場に新棟建設/設計・施工はフジタ/S1F延べ6489㎡、半導体需要拡大に対応

加藤電器製作所(山梨県富士吉田市上吉田東9の10の12 加藤修央代表取締役社長)は、グループ会社である東北大蔵電気石巻工場に新棟の建設を計画しており、本格着工を前に今月26日、現地で地鎮祭を開催した。設計・施工はフジタが担当する。

東北大蔵電気は宮城県利府町と石巻市に工場を保有しており、自動車・産業機器・モバイル機器などに幅広く搭載される半導体の後工程製造をしている。

新棟は事業拡大を目的として計画した。建設場所は石巻工場の隣接地となる石巻市須江関ノ入13の2ほか地内。ここにS造平屋建て、延べ6489・22平方㍍規模で建設する。完成は2026年8月下旬を予定している。

26日の式典には、加藤電器製作所の加藤社長、加藤敏三取締役ATT事業部事業部長、フジタ東北支店の瀧浦猛朗執行役員支店長らが出席。神事では加藤社長が鍬入れ、瀧浦支店長が鋤入れを行った後、玉串を捧げて、工事の安全を祈願した。直会で加藤社長は「工場の新棟建設により、将来的な車載向け半導体需要の拡大に対応し、安定的かつ効率的なサプライチェーンの構築に貢献していく」と力を込めた。

現場代理人を務めるフジタの工藤克己特任次長の話「労働規制などに配慮しながら無事故・無災害で高品質な建物を完成させる。」

 

#記事カテゴリー