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みやぎ建設新聞 ピックアップ記事

2023-10-11# 物件(大河原)

仙南地域広域行政事務組合/管内4消防署の建替計画/角田消防署は24年度に設計発注/角田、白石、柴田、大河原の順で25年度までに着工

仙南地域広域行政事務組合は、管内4カ所の消防庁舎を建て替える計画しており、角田、白石、柴田、大河原の順で緊急防災・減災事業債の年限である2025年度までの着工を目指している。

この計画は仙南地域にある各消防署が老朽化が著しいことから建て替えを進めるもの。各担当市町が用地取得から造成工事まで行い、建築工事は仙南地域広域行政事務組合が担当する。

このうち先行して計画が進んでいる角田消防署は、現在、建て替え用地で大江設計が測量設計をまとめている。来年度から造成工事に着手し、24年度の造成完了。24年度に設計発注および作成、25年度の建築着工を目指している。

各消防署の新設規模は、角田・柴田・大河原消防署が延べ約1500平方㍍で、駐車場のほかに基本的な2階建て訓練塔2棟を設ける予定。概算事業費はそれぞれ12億7000万円を見込む(訓練塔・設計費含む)。

また、大河原消防署は消防本部と理事会部局を合築する。白石消防署は延べ約1600平方㍍で、駐車場や総合的な訓練施設として4階建ての主訓練塔1棟と2階建ての副訓練塔2棟を設ける。そのほか、水害や火山災害の影響を受けにくく、大災害時の拠点活動に適していることから、緊援隊受援用地やヘリポートも設置する。概算事業費は14億円(訓練塔・設計費含む)。

それぞれの建設用地は、角田消防署が角田警察署の北側の高畑南地内の敷地面積は約4400平方㍍。白石消防署は白石中央スマートIC(仮称)周辺に整備する道の駅の北側の用地で、規模は7200平方㍍以上を想定。柴田・大河原消防署は検討中。大河原消防署は総合庁舎としての機能検討が必要であることから、最後に建て替えるとしているが、建て替えの順番は用地確保状況に応じて、随時見直しする見込み。白石・柴田・大河原消防署の整備手法に関しては現在、検討を進めている。

なお、対象施設の現況は以下の通り(▽施設名(所在地、施設概要、建築年))
▽角田消防署(角田市角田大坊41 RC造2階建て、延べ830・78平方㍍ 1968年完成)▽白石消防署(白石市城北町4の2 RC造2階建て、延べ837・49平方㍍ 81年完成)▽柴田消防署(柴田町船岡東4の6の2 RC造2階建て、延べ698・39平方㍍ 68年完成)▽大河原消防本部(大河原町新青川1の1 SRC造3階建て、延べ3107・51平方㍍ 80年完成)─。

 

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