HOME

みやぎ建設新聞 ピックアップ記事

2024-02-28# 物件(大河原)

角田市/公共施設3カ所の大規模改修/来年度早々に設計など発注/総合保健福祉C、障害者就労支援施設、温水プール

角田市は、老朽化が見られる市内3カ所の公共施設について大規模改修工事を計画している。対象となるのは、総合保健福祉センター(ウエルパークかくだ)、障害者就労支援施設のぎく、屋内温水プールの3カ所。新年度に設計や調査を行う予定で、いずれも来年度早々の発注を予定している。

角田柳町35の1地内にある総合保健福祉センターは2002年に完成した施設で、施設規模はRC造2階建て、延べ4131・45平方㍍。高齢者から乳幼児、障害を持つ人にも使いやすいバリアフリー対策が施されており、冷暖房や床暖房設備などには地球環境にやさしいオール電化システムが採用されている。

空調や給湯設備などのZEB化改修(担当=大成温調・太平電気・楠山設計JV)を行っており、本年度内までに完了する。

計画では、24年度に実施設計を行い、25年度の工事を予定している。基本設計は楠山設計がまとめた。

同施設の北側に隣接している障害者就労支援施設のぎくは、02年に完成された就労継続支援B型の施設。規模はW造平屋建て、延べ388平方㍍で定員は20人規模となっている。24年度に基本・実施設計を作成後、25年度の工事を見込む。

角田中央公園内にある屋内温水プールは築23年が経過し、老朽化が進んでいることから大規模改修を計画している。25年度に基本設計に着手したいことから、来年度早々にも調査業務の発注を予定する。今回、プールなどの設備を診断し、改修が必要な箇所を調査する。

同施設は、SRC造2階建て、延べ2778・15平方㍍の施設。施設概要は、メーンプール(25㍍×8コース)や子ども用プール、ウォータースライダー、多目的ホール、フィットネスコーナーなどが備わっている。

計画では、26年度に実施設計、27年度から2カ年で工事を行う見込み。

 

#記事カテゴリー