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2025-04-25# 物件(大河原)

大河原町/千本桜スポーツパークのBTO事業/参加表明書は7月31日まで/公園やスポーツ施設などを整備・運営

大河原町は、白石川右岸河川敷等整備事業の一環として進めている「おおがわら千本桜スポーツパーク整備・維持管理運営事業」の官民連携手法(BTO方式)を採用した募集要項を公表した。

募集要項等に関する事業者説明会を5月16日に開催し、参加表明書および資格審査書類の受付は7月18日から同31日まで。資格審査結果は8月18日まで通知する。提案審査に係る書類等の受付は10月24日まで。プレゼンテーションおよびヒアリングは12月中旬を予定している。提案上限額は37億3000万円。

優先交渉権者は12月下旬に決定し公表する。仮事業契約は2026年2月下旬、本契約(議決)は同年3月中旬を見込む。

参加資格要件は、複数企業で構成するグループ(SPC設立可能)が条件。代表企業、構成企業および協力企業は、町競争入札参加資格を有すること(参加資格は表参照)。事業の応募に係る町競争入札参加資格の登録申請は、随時受け付ける。

仙南地域の重要な観光資源である一目千本桜(白石川河川敷桜堤)を活かした地域づくりを行うもの。JR東北本線・白石街道神谷踏切から大河原大橋までの河川敷約5・6㌶に、町民の健康増進につながるスポーツ空間などを整備し、複数の施設を設ける計画。

事業の対象施設は、にぎわい交流拠点施設となる▽公園▽スポーツ施設▽管理棟▽その他屋外建築物▽民間収益施設(付帯事業)―や、現在供用を開始しているパークゴルフ場、MTBパーク(OGAWARA MTB S―PARK)。また、本年度までをめどに町が造成と併せて先行整備予定の調整池や道路、園路の一部および地下通路(ボックスカルバート)も含む。

業務では設計、建設・工事監理、維持管理、運営を行う。また付帯事業について、事業者は施設等の一部を有効活用し、地域活性化および利便性の向上に寄与する機能を持つ付帯事業を独立採算で行う。
 事業スケジュールは、設計・建設期間が28年1月末まで。運営開始はパークゴルフ場が27年4月1日、施設が28年4月1日を想定している。事業期間は43年3月末まで。

審査員は次の通り(▽名前(所属・役職))。
▽菊地仁美(副町長)▽小原元紀(総務課長)▽吉野卓朗(政策企画課長)▽佐藤史明(地域整備課長)▽佐藤朗博(商工観光課長)▽前元一也(スポーツまちづくり推進課長)▽三部佳英(元宮城県建築住宅センター理事長)▽櫻井一弥(東北学院大学工学部環境建設工学科教授)―。

なお盛土造成は全3工区に着手し、1工区は菅野工務店、2・3工区は八重樫工務店が担当。盛土造成および道路工事は25年度に完了させる予定。現在、関連工事として「調整池築造工事」と「給水管布設工事」を公告中で、5月23日の入札を控えている。

基本設計および実施設計はオオバがまとめた。

 

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