2025-05-08# 物件(大河原)
蔵王町/統合中の新築工事を公告/申請は30日まで、入札は6月23日/混合入札 予定価格は34億円
蔵王町は7日、蔵王中学校(統合中学校)新築工事の条件付一般競争入札を建築、設備、外構一括で公告した。参加形態は単体か3社までのJVとする混合入札。予定価格は34億円。申請書等は今月30日まで受け付ける。入札は6月23日14時からとし、最低制限価格を設定する。7月議会での承認案件となる。
参加資格は単体または2~3社の自主結成JV。共通資格は県内に本社・支社または営業所を有する町競争入札参加資格者など。単体の場合は経審の建築一式工事1500点以上など。JVの場合は代表者が同1300点以上、サブ構成員は同850点以上など。
実績要件は単体とJV代表者について公告日から10年以内に元請けで完成した、国または地方公共団体発注の公共施設か、公共法人または学校法人が発注した教育施設で、いずれも工事対象部分が2階建てのRC造もしくはSRC造で延べ4000平方㍍以上の新築・増築または改築工事の実績を求める。技術者に実績要件は付さない。
統合中学校は既存の円田、宮、遠刈田の3中学校を再編・新設する。ございんホール南西側に当たる円田西浦上地内の敷地4万1707平方㍍に、RC一部S造2階建て、延べ8133・58平方㍍の校舎・武道場・屋内運動場を複合した建物を建設する。このほかRC一部S造平屋建て、延べ383・19平方㍍の屋外倉庫・部室棟・キャノピーを設ける。
建物の東西軸には蔵王山を望む大動線を貫入し、一部に大屋根を架けた「蔵王ホール」として生徒が集う場を創出する。校舎1階には武道場や屋内運動場など、2階に各教室を配置する。設計は東北設計計画研究所・梶浦暁建築設計事務所(神奈川県藤沢市)JVが作成した。
工期は2027年2月26日まで。同年4月の開校を目指す。
現在、屋外運動場の整備(担当=春山建設)を進めており、雨水排水設備工、グラウンド・コートの舗装工、施設整備工などを行っている。工期は6月末まで。