2025-06-16# 物件(大河原)
角田市/野田雨水調整池の詳細設計/日新技術コンサルが落札/貯水量2.1万㎥で新設 26年着工へ
角田市は野田排水区雨水調整池の新設に向けた詳細設計を委託するため、13日に指名競争入札を行い1落の3200万円で日新技術コンサルタントに決めた。
予定価格は3390万円。入札には同社のほか日本水工設計、日水コン、東洋設計事務所、復建技術コンサルタント、オオバ、三水コンサルタント、エイト日本技術開発が参加した。
市が掲げている防災・減災構想の一環で整備に取り組む。建設地は阿武隈川水系小田川の下流で、右岸側となる角田町田地内。貯水量2万1000立方㍍のオープン式を想定している。概算事業費は4億2300万円を見込む。2024年度は前段として地質調査(担当=テクノ長谷)を実施していた。
雨水調整池の基本・詳細設計と関係機関との協議資料をまとめる。履行期限は26年3月13日まで。工事は26年度から2カ年で進める想定だ。
また同排水区では現在、16年度に整備した野田排水機場に接続する雨水幹線と枝線の整備に取り組んでいる。当初予算には枝線の実施設計費と工事費を確保している。
同じく防災・減災構想に関連して、裏町排水機場の改築に伴う裏町排水区の雨水管路施設基本設計も日新技術コンサルに委託した。
入札は13日に指名競争で行い1落の720万円で落札。予定価格は801万円。同社のほか日本水工設計、日水コン、東洋設計事務所、復建技術コンサルタント、オオバ、三水コンサルタント、エイト日本技術開発が参加した。
排水機場の改築は日本下水道事業団に整備を委託し、日本水工設計が実施設計をまとめている。ポンプ2台を設け、処理能力は2・52立方㍍/秒規模を想定している。雨水ポンプ場など建設工事の概算事業費は16億7000万円を試算している。
市単独で行う管路基本設計は裏町地区19・6㌶を対象に流量断面計算を行って能力を把握し、基本設計をまとめる。設計は分流式で、雨水のみまとめる。履行期限は12月19日。
26年度に詳細設計をまとめ、27年度から2カ年で工事を行う見込み。