HOME

みやぎ建設新聞 ピックアップ記事

2025-09-02# 物件(大河原)

柴田町/町道改良で橋梁架替の予備設計/月内に指名競争入札/既存2橋を統合して2径間・50mで計画

柴田町は岩沼市へのアクセスルートとなる「町道四日市場1号線ほか2路線」の改良事業で橋梁の架け替えを計画している。9月補正予算案には予備設計費に1700万円を計上し、可決後は月内にも指名競争入札を実施して業務を委託する方針だ。新橋梁は長さ50㍍の2径間で検討している。

改良する町道四日市場1号線ほか2路線は、同町と隣接する岩沼市をつなぐ幹線道路。対象路線は▽四日市場1号線▽同25号線▽槻木169号線―の3路線。これらの路線は槻木地区の市街地を通過している主要地方道亘理村田線から分岐し、岩沼市へと連絡する幹線道路の役割を果たしている。槻木小学校および槻木中学校の通学路や、通勤・通学による電車利用者および町内外へ通勤する車両が通る主要路線となっている。

改良延長は750㍍。全幅は9・65㍍として2車線を確保する。片側に歩道を設置する。ルートは槻木169号線から四日市場25号線の南側にある田んぼを湾曲して通り、同1号線へとつながる。田んぼに新設する道路延長は約350㍍。

改良に伴い橋梁の架け替えも実施する。現在は、五間堀川を跨ぐ槻木五間堀4号橋と、水路を跨ぐ五間堀低排4号橋が連なっている。新しい橋梁は既設2橋を統合した形で計画しており、2径間の橋長50㍍ほどで検討中。

槻木五間堀4号橋は橋長22㍍、幅員5㍍でPC3径間の床版橋。続く五間堀低排4号橋は橋長17・40㍍、幅員5㍍のボックスカルバート3径間。架替後にそれぞれ撤去する。

予備設計では構造などをまとめる。過年度より実施していた地盤調査を含む道路改良の実施設計(担当=東北構造社)と並行して進める。履行期限は本年度内を見込む。

2026年度は橋梁詳細設計と用地買収に着手する。改良工事は27年度から3~4カ年をかけての実施を想定している。軟弱地盤対策工事の規模により全体工期は変動する見込み。

 

#記事カテゴリー