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2025-10-15# 物件(大河原)

柴田町/槻木保育所の民営化/改築伴う事業者公募/RC2F、定員90人 28年開所目指す

 柴田町は、槻木保育所の民営化に向けた設置・運営事業者を選定するため、公募型プロポーザルの手続きを開始した。建て替える新たな保育所はRC造2階建てで、定員は90人を想定している。2028年4月1日の開所を目指す。

 希望者のみの敷地・槻木保育所見学会の申し込みは今月24日、質問は11月7日、応募は同14日まで受け付ける。審査申込書は26年1月23日まで。プレゼンテーション・ヒアリングは2月中旬、候補者決定は同月下旬を予定している。その後、基本協定書締結や三者協議会などを経て、28年4月1日から運営開始する。

 応募資格は児童福祉法に規定する保育所、幼保連携型認定こども園、小規模保育事業所または、学校教育法に規定する幼稚園の認可を受けた施設を現に運営し、いずれかの運営期間が3年以上経過している法人など。

 公共施設個別管理計画の一環で民営化するもので、町内の公立保育所3カ所(槻木、西船迫、船岡)のうち、槻木保育所と西船迫保育所が民営化の対象となった。いずれも築40年以上経過して老朽化が見られるため再整備する。

 槻木下町2の6の31で開所中の槻木保育所は、敷地が3407平方㍍、施設規模はRC造平屋建て、延べ1007・22平方㍍。定員は0~5歳児の100人、職員は計39人を配置している。

 新保育所は、現保育所に隣接する槻木体育館跡地となる敷地約2100平方㍍に建設する。構造はRC造2階建てを想定。24年度の就学前児童数の推計値が減少していることから、定員を90人とする。体育館は現在解体中(担当=四保工務店)で、年内の完了を見込む。

 土地は30年の貸付契約を締結する。「令和6年度就学前教育・保育施設整備交付金交付要綱」による定員90人の場合の事業費は、本体工事が2億3240万円、特殊付帯工事が1936万円、設計が1258万8000円で、交付割合は4分の3となる。

 町が提示したスケジュールによると、本年度に基本設計、27年度に補助事業の内示を受け、実施設計および着工を想定している。

 併せて町は、同保育所周辺エリアの再構築を計画。新保育所の開館後、解体する槻木保育所跡地に「世代間交流センター」を新設する。29年度以降に基本計画や設計に着手する予定だ。

 

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