2025-08-07# ニュース
25年7月調査 宮城・上位200社の完工高/1.9%減の3082億余/前年比で土木2.5%減、建築0.9%減
本紙独自調査による宮城県内業者を対象にした最新1年間の完成工事高(7月調査、直近決算)がまとまった。
地元ゼネコンの上位200社総額は3082億4764万円で、前年同期に比べ59億6297万円、率にして1・9㌫減少した。このうち土木は1913億9576万円で2・5㌫減、建築は1168億5686万円で0・9㌫減となった。東日本大震災からの復興事業が縮小していることなどが影響しているとみられる。
完工高の上位5社は1位が439億9052万円の仙建工業、2位が168億9993万円の橋本店、3位が105億2638万円の阿部和工務店、4位が93億5308万円の遠藤興業、5位が89億8843万円の丸本組だった。
土木の上位5社を見ると1位は343億1527万円で仙建工業、2位は73億4760万円の遠藤興業、3位が73億3523万円の河北建設、4位が71億6888万円の東日本コンクリート、5位が69億7345万円の橋本店だった。
建築の上位5社は、阿部和工務店が105億1418万円でトップ。2位が99億2648万円の橋本店、3位が96億7525万円の仙建工業、4位が59億8980万円の石川建設、5位が57億467万円の深松組。
電気の上位100社と管の上位100社の完工高は、合計で3423億4410万円に上った。前年同期より2・2㌫(73億3463万円)の増となり、5年連続で前年実績を上回った。集計の条件として、電気の事業者は電気工事のみ。管の事業者は管・水道施設・消防施設とそれ以外の工事を対象とした。
このうち、電気100社の完工高は2483億1963万円となり、4・5㌫(107億8861万円)の増。増加は4年連続。上位3社は①ユアテック(1684億2281万円)②東北七県配電工事(115億2311万円)③東北発電工業(84億8655万円)―となった。
管100社の完工高は940億2447万円となり、3・5㌫(34億5398万円)の減。2年ぶりに前年実績を下回った。上位3社は①ユアテック(265億1233万円)②興盛工業所(30億6729万円)③アトマックス(22億0935万円)―となった。