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2023-05-01# その他

東北農政局北上土地改良調査/吉田川流域の機場概略設計2件/申請期限は16日と22日/新設と既存活用に分けて発注、26年度採択目指す

東北農政局は、宮城県内で国営事業地区化に取り組んでいる吉田川流域地区について、排水機場の概略設計業務2件を4月28日付で公告した。ともに事業計画書案を作成する業務となり、2023・24年度は地区調査に位置付け、25年度に全体実施設計をまとめ、順調にいけば26年度の着工(事業採択)を目指す。

「国営土地改良事業地区調査・吉田川流域地区統合排水機場概略設計その他業務」が簡易公募型競争入札(総合評価落札方式・標準型)。参加表明書は5月16日まで、技術提案書と入札書は6月13日まで受け付け、同26日11時に開札する。

一方の「同・吉田川流域地区排水機場概略設計その他業務」は一般競争入札(総合評価落札方式・標準型)。申請書は5月22日まで、技術提案書と入札書は6月12日まで受け付け、同27日11時に開札する。

ともに参加資格は建設コンサルタントA等級。

吉田川流域には主に県営の排水機場が点在する状況だが、特に近年は大雨時の水害が多発している。そのため国営事業化して集約などにより機能強化を図る。22年度までは広域農業基盤整備管理調査として各種業務を発注した。

「統合排水機場概略設計」は、既存の機場11カ所を5カ所に統合新設するための事業計画をまとめる。機能診断業務として健全度評価などを行うほか、排水機場および排水路の概略設計、段階的な整備手順の検討といった業務を行う。

一方の「排水機場概略設計」は、既存の排水機場を増設または改修して活用する2カ所を対象に、事業計画を詰める。概略設計や概算事業費算出などを行う。

業務場所は東松島市、松島町、大崎市、大郷町、大和町。履行期限は2件ともに24年2月29日。

なお、関連業務として「受益面積とりまとめ業務」を5月16日に開札。また4月19日には「費用対効果算定その他業務」と「環境配慮基本方針案作成その他業務」を開札している。

また21年度に発注した「排水施設整備構想検討業務」と、22年度の「事業構想検討業務」は、ともにサンスイコンサルタントが担当した。

 

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