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みやぎ建設新聞 ピックアップ記事

2023-07-12# 物件(仙台圏)

東北整備局鳴瀬川総合/加美町・付替道路4号橋の詳細設計/参加申請は25日まで/ハイピアで橋長約280mのPC3径間箱桁

東北整備局鳴瀬川総合開発工事事務所は11日、鳴瀬川ダムの付替国道に設ける4号橋詳細設計業務の一般競争入札を公告した。履行確実性評価型の総合評価落札方式で、賃上げ実施企業を加点評価する。また、発注者指定型のBIM/CIM活用業務。

申請書は今月25日まで受け付ける。入札期限は8月22日とし、翌23日10時に開札する。

参加資格は土木関係建設コンサルタント業務の有資格者である単体かJV。単体およびJV代表者には、2013年度以降に元請けで完了した、山岳部の道路に設けるPC箱桁橋上部工の詳細設計実績を求める。

加美町漆沢筒砂子地先の鳴瀬川水系筒砂子川に鳴瀬川ダムを建設する計画に伴い、筒砂子川とほぼ並行している国道347号は、全長約8・7㌔㍍の付替道路を整備する。上流側で1号橋から3号橋までの区間は現道の南側、3号橋からダムサイト付近を含め最下流部までの区間は現道の北側を通るルートで計画している。

このうち4号橋はダムサイト上流で、現道347号の北側で貯水池に架かる橋梁となる。当初は近接して5号橋の架設を想定していたが、1本の橋梁とする計画に見直した。現時点で橋長約280㍍、幅員約7㍍のPC3径間連続箱桁を想定。下部工はハイピアを見込む。予備設計はパシフィックコンサルタンツが担当した。橋梁詳細設計のほか橋梁前後の道路詳細設計を含み、履行期限は24年3月22日。

なお、橋長約170㍍の鋼橋で計画している3号橋の詳細設計も公告中で、8月8日に開札する。

また同事務所は、鳴瀬川ダム本体詳細設計業務の委託先を簡易公募型・拡大型プロポーザル方式で選定した結果、日本工営を特定した。

台形CSGダムの鳴瀬川ダムは、堤高107・5㍍、堤頂長358㍍、堤体積164万4000立方㍍の規模で計画。総貯水容量は4560万立方㍍。

業務内容は本体詳細設計とCIMモデル作成など。履行期限は24年3月15日。

 

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