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2023-07-24# 物件(仙台圏)

南仙台振興ビル/仙台市河原町・優良建築物事業のB棟/7・26億で松井建設に決定/RC造3階建て、延べ2073㎡の複合ビル

仙台市若林区の河原町商店街で計画されている優良建築物等整備事業について、地権者会から事業を委任された南仙台振興ビル(仙台市若林区河原町1の2の51 髙橋良秀代表取締役社長)は、複合ビル2棟のうち先行着手するB棟新築工事の施工者を松井建設に決めた。

6月27日に制限付一般競争入札を行い、予定価格超過で不落となったが、1番札だった同社と交渉した結果、今月7日付で7億2600万円で決定した。応札者は同社を含めて3社だった。予定価格は非公表。

建設場所は地下鉄南北線河原町駅に近く、河原町商店街のメーン通り沿いとなる若林区河原町1丁目236の1ほか地内。スーパーマーケット「ワコー」が入居している南仙台振興ビルなどをA街区、東側の建物などをB街区に位置付け、それぞれ既存建物を解体した跡地に新しいビルを建築する。敷地面積は両街区合わせて約2700平方㍍。

B街区に建設するB棟は、RC造3階建て、延べ2073・57平方㍍。敷地面積は1555平方㍍で、建築面積は877平方㍍。1階に食品スーパー、2階から3階には事務所、美術学校、クリニック、薬局が入居するほか、交流の場となる「かわらまちプレイス」を置く。

ハザードマップを踏まえ、外階段から上がることができる2階の多目的テラスが避難場所にもなるほか、そこから連続する空間は子どもから老人まで日常的に集まり交流できる「かわらまちプレイス」となる。駐車場は臨時イベント広場としての使用も想定している。

まちづくり支援などコンサルタント業務と設計は、山下設計と都市デザインが担当。B街区の既存解体は飛田組が担当した。

工期は2024年3月11日。完成後にA街区既存施設を解体し、24年度末から25年度にかけてA街区新築工事を行う予定。

 

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