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2023-08-04# 物件(仙台圏)

県仙台土木/岩沼市・畑向沢砂防堰堤の設計/アジア航測に決まる/大雨考慮した全体計画の検証なども実施

宮城県仙台土木事務所は「畑向沢砂防堰堤設計業務委託」の簡易型総合評価落札方式(実施方針型)一般競争入札を行い、1落の940万2000円(総合評点95・33)でアジア航測に決めた。入札には同社のほか、建設技術研究所、地圏総合コンサルタント、日本工営、東京建設コンサルタント、東北開発コンサルタントが参加。予定価格は1182万2000円、調査基準価格は940万2000円。

岩沼市西部の北長谷畑向沢地区に、新たな砂防堰堤を整備するもの。県が定める「土砂災害警戒区域等指定箇所」で、下流に県立支援学校や病院が近接することから、危険対策の優先順位が高いエリアとなっている。

整備に当たっては、上流部に市が管理するレクリエーション施設「グリーンピア岩沼」が立地しているため、景観に配慮し小規模な堰堤を5基、流木捕捉工(ネット掛け)を6基組み合わせることを想定している。

過年度には、調査設計業務をパスコに、最も下流側となる1号基堰堤の整備に向けた設計業務を東北開発コンサルタント、測量業務を富士測地開発、地質調査業務をテクノ長谷に委託している。

今回は5基のうち、3号基堰堤の設計を行うほか、直近に発生した大雨の影響などを考慮した流木対策調査・計画(土石流対策含む)を行い、既存の畑向沢全体計画の検証を行う。

履行期間は2024年1月31日まで。

 

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