柴田町は、桜の名所である船岡城址公園の周辺整備に向け、「船岡城址公園・町道船岡西７号線ほか実施設計」をオオバに委託している。都市計画マスタープラン・立地適正化計画に基づく都市構造再編集中支援事業の一環で行うもの。実施中の町民ワークショップの意見を参考に、具体的な整備内容を固めていく。

現在、船岡城址公園の駐車場として使用されるスペースを再整備する。桜の開花時期には混雑するほか、城址公園東側には新図書館の建設を計画していることから、都市再生整備計画に新図書館と併せて周辺施設整備を盛り込んだ。同計画によると、城址公園と東側にある既存の「しばたの郷土館」、その北隣に建設する新図書館を一体的に再構築し、交流機会の拡大によるにぎわい創出を図る。

城址公園再整備の対象面積は約１万４０００平方㍍で、このスペースを駐車場と公園にする予定。都市再生整備計画によると事業費は約３億９０００万円を見込む。

周辺の道路整備として、町道船岡西７号線、同８号線、同１１号線の実施設計も作成する。新図書館予定地付近の道路となるため、配置などは町民ワークショップの意見を参考に決める。３路線の合計延長は約３００㍍。幅員は７号線が約１６㍍、８号線が約３・２㍍、１１号線が約１０㍍。都市再生整備計画によると事業費は計約１億５０００万円。

実施設計の履行期限は２０２４年３月２５日。２４年度に道路、２５年度から駐車場に着工を予定。基本設計もオオバが担当した。

なお、新図書館は、船岡西１の６の２６地内にある「しばたの郷土館」北側に計画。規模は延べ約３０００平方㍍で、公民館などの機能を持つ複合施設とする。基本構想策定支援はぎょうせいが担当。