アルミ・亜鉛、金属粉末射出成形製品などを製造する岩機ダイカスト工業（山元町鷲足山崎５１の２　鎌田充志代表取締役）は、山元町にある小平工場の増築を計画しており、今野建設（村田町）の施工で着工した。２０２４年７月の完成、同年１０月の操業開始を予定している。設計は菅野宏史建築設計事務所が担当した。

建設場所は同町小平馬場２０の４０ほか地内に位置する小平工場北側の敷地８万４４９２・１１平方㍍。ここにＳ造平屋一部２階建て、延べ３６５４・２１平方㍍の工場建設を計画。同社の工場は山元町内３カ所に立地しており、このうち小平工場が手狭まになったことから増築する。

小平工場では、鉄・ステンレス系の材料を使用し、三次元複雑形状部品を高精度・高密度で量産する技術ＭＩＭ（モルダロイ）で、自動車部品などの製品製造を行っている。新工場は生産ラインの自動化設備を導入する設計となっている。

なお、既存の小平工場については、施設規模がＳ造平屋建て、延べ約４０００平方㍍で、設計は菅野宏史建築設計事務所、施工は今野建設が担当した。