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2023-05-10# 物件(仙台圏)

仙台市/勾当台公園再整備の基本設計など/参加申請は23日まで/2・68haの広場と仮設広場0・30ha対象に作成

仙台市は9日付で「勾当台公園再整備基本設計等業務委託」を制限付き一般競争入札で公告した。

参加申請は今月23日まで、開札は同31日10時20分に行う。

参加資格は市内に本店または支店、営業所を有する建設コンサルタント造園部門または建設コンサルタント都市計画部門の登載者で、2008年度以降に公園または緑地等における設計業務の元請け実績があることなど。

勾当台公園の再整備に向けた基本設計と仮設広場の実施設計を作成する。

青葉区本町3の9の2ほか地内に設置した勾当台公園は、市役所本庁舎南側の「にぎわいの広場(市民広場)」約8000平方㍍、同東側の「歴史の広場」約4500平方㍍、同南東側の「いこいの広場」約1万5000平方㍍で構成する計2万6887平方㍍の近隣公園。1989年度の全面改修以降、施設が老朽化したことや、市役所本庁舎の建て替え事業が進むことを受け、再整備を立案した。

区域ごとの考え方として「にぎわいの広場」は新庁舎の敷地内広場との一体性を持った祝祭・交流の広場として魅力向上を図り、ステージは設備の充実などニーズを踏まえた改修を検討するほか、カフェ・トイレの既存建物は撤去して南北方向の往来がスムーズな開放的な広場に再整備する。「いこいの広場」は森や段丘沿いの水景を活かし、憩いの場として魅力ある広場に再整備するため、南側に民間誘導型の飲食・サービス施設を配置するとともに、中央付近はまちのリビングとしてくつろげる広場を創出。さらに北側の野外ステージは向き・規模・設備の充実を図り森のステージとして改修整備を進める。歴史の広場は「かたらいの広場」と改称し、石積みや水路を活かした滞留空間や休憩施設を整える。

業務では、現市役所庁舎の東側に整備する「かたらいの広場」と南側の「にぎわいの広場」の2・68㌶の基本設計、仮設広場0・30㌶の実施設計を作成する。履行期限は2024年3月22日まで。

なお、基本計画はグラック(東京都中央区)が担当した。

 

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