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2023-05-09# 物件(石巻・気仙沼)

東北整備局北上川下流/簡易プロポ・狭隘部の事業計画検討/参加表明は6月5日まで/登米市東和町に輪中堤を想定

東北整備局北上川下流河川事務所は8日、「北上川下流狭隘部事業計画検討業務」の委託に向けて簡易公募型(拡大型)プロポーザル方式の手続きを開始した。

参加表明書および技術提案書の提出は6月5日まで受け付ける。参加資格は土木関係建設コンサルタントの資格認定を受けた単体または設計JV。

対象となるエリアは岩手県境近くの狭隘部で、左岸側となる登米市東和町錦織の川端地区、二良根地区、大清水地区の3地区。現在、川端地区と二良根地区は無堤区間。大清水地区は堤防が整備されているが高さが不十分な状況となっている。

業務内容は、治水対策の基本方針と事業手法の整理などを行い、事業計画を検討する。対象地域は、河川の近くまで山が迫った地形で、河川と山の間に集落が存在。地形を考慮し、河川に沿った連続堤ではなく、現時点では輪中堤による対策を想定している。本業務で輪中堤の妥当性を検証する。

履行期間は2024年2月29日まで。技術提案の評価テーマは「狭あい地区における流域治水を視野に入れた連続堤によらない治水対策を検討する上での留意点」。

なお当該区間の対岸(右岸)側には、堤防が整備されている。

 

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