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2023-07-27# 物件(大崎・栗原)

県北部振興/東松島市・鞍坪排水機場の改修設計/仙台土木設計に決定/主ポンプφ1350㎜立軸斜流2台など

宮城県北部地方振興事務所は、美里町南端部を受益地とする県営鞍坪地区の鞍坪排水機場の改修設計業務を13日に開札し、1落の3379万円、総合評点107・83(価格点49・33+価格以外の評価点58・50)で仙台土木設計に決めた。件名は「鞍坪排水機場改修実施設計業務」。

入札に参加したのは同社のみで、予定価格は4247万3000円、調査基準価格は3378万9000円だった。

鞍坪排水機場は、鳴瀬川左岸で美里町の二郷地区(旧南郷町)を受益地とする鞍坪地区の最下流部で、市町境の東松島市西福田長峯地内にある。既存機場の能力は毎秒7立方㍍で口径は1000㍉㍍としている。

築後50年以上が経過し、これまでに部分的な補修を行ってきたが、設備の劣化が著しく、特にディーゼルエンジン原動機の交換部品などは、すでに生産されていないなど維持管理の対応が困難な状態なため、施設の更新を計画した。

今回の業務では、排水機場のポンプ場の主ポンプ(φ1350㍉㍍、立軸斜流・標準Ⅰ型・揚水量210立方㍍/分、実揚程3・8㍍、2台)とエンジン(230㌔㍗、2台)の実施設計、調整樋門の水門設備に係る実施設計などを行うほか、調整樋門の躯体配筋調査などに取り組む。なお、ポンプ場の建屋、樋門の躯体および建屋の設計は別途行うものとする。

履行期間は2024年3月22日まで。

また同事務所は、6月29日に「鞍坪地区地質調査業務」を開札し、1落の598万円、総合評点93・30(価格点49・30+価格以外の評価点44)テクノ長谷に委託した。

入札には落札者のほか土木地質、東北構造社、東北ボーリング、ダイワ技術サービスが参加した。予定価格は749万5000円、調査基準価格は597万5000円だった。

この業務は、鞍坪排水機場改修に係る実施設計の基礎資料となる地質調査を行うもの。

業務内容は、機械ボーリング(φ66㍉㍍:コア有、3孔、L=27㍍、φ116㍉㍍:コア無、3孔、L=13㍍)一式、原位置試験、室内土質試験の各一式など。履行期間は11月30日。

 

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