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2023-08-18# 物件(大崎・栗原)

大崎市/送水管の用水路伏越設計/日本水工コンサルに委託/推進工法を含み工期は複数年を想定

大崎市は清水系統送水管の更新に伴い、農業用水を伏越しする箇所の設計業務を日本水工コンサルタントに委託した。推進工法を含み、工事期間は複数年度を見込んでいる。

国道47号沿いで旧古川市と旧岩出山町の境界付近にある清水浄水場から、市上下水道部の事務所がある上古川配水場に至る送水管は、老朽化などの理由によって更新に取り組んでいる。

このうち古川新田地内の農地で、用地の都合で既存ルートと異なる位置に整備することになった区間で、農業用の中央用水路を伏越しする必要が生じた。

設計内容は、伏越しを含む新設区間がφ600㍉㍍、延長141㍍。このうち開削工法が延長125㍍、用水路直下などの推進工法が同16㍍。このほかφ900㍉㍍の中大口径推進工法1カ所などを含む。

履行期限は11月30日で、工事は来年度以降に着手する。

工事期間は複数年を見込んでいるが、全体を一括で発注するのではなく、単年度の工事を複数回にわたって発注する予定。

なお、過年度に発注した清水系統送水管の更新工事についてはダイマルが施工している。

また大崎市は、JR古川駅東口で陸羽東線を横断している管路の更新設計をエイト日本技術開発に委託している。

古川駅東1丁目地内の住宅地を通る既存の配水管が老朽化したことから更新する。既存管渠と同じ位置で、より深い地点に新しい管渠を布設する計画。

設計内容は小口径推進としてφ250㍉㍍、延長50㍍の設計業務と地質調査一式。履行期限は11月30日。工事は来年度以降に市が発注する。

なお大崎市は近年、JR線路と交差する水道管の更新を実施してきたが、今回の箇所をもって、当面は更新工事を予定していない。

 

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