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2024-01-19# 物件(大崎・栗原)

宮城県/大型災害復旧工事の落札者が決定/排水機場設備は谷工機社/名蓋川2件は小野田建設

宮城県は、近年被害をもたらした令和元年東日本台風や大雨被害などに係る災害復旧工事の大型案件について昨年11月に開札し、「名蓋川河川災害復旧工事(その1)」「同(その2)」は小野田建設、「旧笊川排水機場設備工事」「渋井川排水機場同」は谷工機社を落札者に決定した。

大崎市および加美町を施工地とし、11月30日に開札した「名蓋川河川災害復旧工事(その1)」「同(その2)」について、いずれも小野田建設に決めた(入札参加者等は結果欄参照)。

その1は1落の13億4000万円、総合評点103・49(価格点69・99+価格以外の評価点33・50)で、計13社が応札し、1社が失格となった。予定価格は14億5490万9000円、調査基準価格は13億3851万6000円。

その2は1落の12億1570万円、総合評点102・99(価格点69・99+価格以外の評価点33)で、計15社が応札し、1社が失格。予定価格は13億2073万9000円、調査基準価格は12億1507万9000円だった。

工事概要は、その1が大崎市古川矢目大下ほか地内を対象に、施工延長は1218・9㍍。護岸工(連節ブロック張)1万9621平方㍍、築堤盛土工5万1030立方㍍、仮設工一式。

その2は同市古川矢目川橋ほか地内の延長1065・9㍍を対象に護岸工(連節ブロック張)2万3275平方㍍、築堤盛土工2万3400立方㍍、仮設工一式を行う。

工期はすべて、2026年3月27日まで。

なお同日に開札した「名蓋川河川災害復旧工事(その3)」は、低入札調査のため後日落札決定する。

また宮城県は、11月24日に「旧笊川排水機場設備工事」「渋井川排水機場同」を開札し、旧笊川が1落の14億3898万5900円、総合評点96・13(価格点70+価格以外の評価点26・13)、渋井川が1落の13億3710万1500円、総合評点95(価格点70+価格以外の評価点25)でいずれも谷工機社に決定した(入札者参加者等は結果欄参照)。

旧笊川の予定価格は15億6411万5000円、調査基準価格は14億3898万5000円、渋井川の予定価格は14億5337万1000円。調査基準価格は13億3710万1000円だった。

旧笊川排水機場の建設場所は、仙台市太白区袋原北川原地内。工事概要は、主ポンプ設備(1・8立方㍍/秒×5台)の製作・据付(新設)一式、除塵設備の製作・据付(新設)一式。

一方の渋井川排水機場の施工地は大崎市古川西荒井若木地内。工事概要は、主ポンプ設備(2・0立方㍍/秒×3台)の製作・据付(新設)一式、除塵設備の製作・据付(新設)一式。

工期は2件ともに26年3月19日まで。

 

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